科学教育推進事業
三条市では、子どもたちの科学への好奇心や探究心を高めるとともに、ものづくりの資質を育むことを目的に、様々な事業を行っています。
令和5年度「子どもの科学教室」「科学・模型工作教室」は、「まちやま」にある「科学教育センター」で実施する予定です。申込書は学校から配布されますが、こちらのページの用紙を利用いただいても結構です。多くの御参加お待ちしております。
令和4年度「子どもの科学教室」
「物理」「生物」「化学」「地学」「星空教室」の内容で実施します。
6月11日生物教室
大崎山を会場として行いました。大崎山の植物を観察し、葉の付き方、植物を使った遊びなど多くのことを学びました。
昆虫も発見しました!とげのある、珍しいアリを見付け、じっくりと観察しました。
7月9日10日物理教室
県立高校の先生を講師に招き、「電気と磁石」について、様々な実験を行いました。クルクル回り続けるコイルやコマも作りました。
回り続けるコマは、乾電池がなくなるまで回り続けます。子どもたちもその仕組みを学び、驚きと感動を覚えてました。
9月6日星空教室
元県立自然科学館副館長の村山様を講師として、前半は写真を基に、星について学びました。
雲が多いあいにくの天気ですが、タブレット端末を利用して星の位置を確認しました。星が見えなくても、星の位置が分かる優れものです。
雲の切れ間から、月の観察ができました。クレーターまではっきり観ることができ、「すごい!」と大きな歓声があがりました。
天体望遠鏡の操作方法についても学びました。操作をすることで、自動で観たい星を追跡することに驚いていました。
10月8日地学教室(寺泊・出雲崎方面)
昔は海の中であった話を聞き、その風景を想像しながら様々な地層を観察しました。
実際に触れ、砂の層と粘土の層の硬さや粒の大きさの違いを実感しました。
地層の中から、たくさんの化石の発掘も行いました。海岸に落ちている貝と見た目は大きく変わりませんが、何十万年も前の貝の化石と聞き、驚いていました。
化石は、歯ブラシなどを使い、周りの土や砂を丁寧に落とすクリーニング作業を行いました。化石の名前も調べ、袋に入れて持ち帰りました。
11月5・6日化学教室
今回は、竹内先生を講師にお招きし、観察や実験を通して、「ものが燃える」という現象を様々な角度から考えました。
「マッチの擦り方」「ガスバーナーの使い方」など、実験道具の使い方から詳しく学びました。
炎がどのような仕組みになっているのか、炎の断面の観察を基に考えました。
「炎色反応」の観察から、花火の色の仕組みについて考えました。緑、赤、オレンジなどきれいな炎を何種類も見ることができました。
令和4年度「科学・模型工作教室」
年間7回の教室を実施します。様々な工作を行い、制作したものは持ち帰ることができます。
8月6日 第1回「3Dミラーボックスを作ろう」
ポリカーボネートミラーで、立方体の鏡室を作り、光の入れ方や色を工夫していきます。
説明書を見ながら、丁寧に作業を進めていきました。
箱の中を覗くと、光の入れ方によってさまざまな模様が見えました。これは、花火のように見えます。
色を付けずに、直線だけでも、こんなにきれいに見えます!
9月3日第2回「光る星座盤を作ろう」
説明を聞きながら、見本を基に、アクリル板の表面にピンバイスなどを使って星を彫り込んでいきます。
出来上がった星座盤を暗い部屋で見てみました。子どもたちは「すごく綺麗!」と歓声をあげていました。
根気強く、たくさん彫り込んで完成です。細かな星の集まりは「天の川」です。
はんだ付けは、県立新潟県央工業高等学校の皆さんにお手伝いしてもらいました。
10月1日第3回「太陽光発電で走るEV(電気自動車)を作ろう」
今回は、乾電池や太陽光電池で充電して走る自動車を作りました。
ポリプロピレン板をカッターで切りながら、走らせた時の空気抵抗や長さ・太さなどを考えながら、工夫して車体の形を決めていきました。
毎回各グループに支援者を配置しています。
難しいところは支援員の説明を聞きながら、一工程ずつ丁寧に作っていきました。
様々な形の車ができました。中には、トラックのような形を作る子供もいました。完成後は、みんなで走らせて楽しみました。
11月19日第4回「錯覚を楽しむおもちゃを作ろう」
今回は、モーターで回転させてスリットの向こうにアニメーションが動くように見える「ゾートロープ作り」に挑戦しました。
材料を丁寧に切り抜き、貼り合わせていきました。ハンダ付けが必要なところは高校生の支援者に行ってもらいました。
カッターや千枚通し、グルーガンなどの道具も、ケガをしないように使いながら制作に取り組みました。どんな絵にするかも考えました。

絵を貼り、実際に動かしてみて、どのようなアニメーションになるかを確認しました。「パラパラ漫画みたいにできて楽しかった。」と笑顔になりました。
12月3日第5回「レプリカグレーチングシートを使ってレインボーミラーをつくろう!」
レインボーミラーづくりに挑戦!
まずは、ミラー板をプラスティックカッターで丁寧に切り分けました。
少し難しいところは、スタッフと一緒に行いました。けががないように進めています。
完成品です。周りは自分の好きな模様に仕上げ、世界で一つだけの「レインボーミラー」の完成です。
中を覗くとこのようにキラキラした模様を見ることができます。黒い円形の盤を回すことで見え方が変化します。
1月14日第6回「みんなでつくろうピタゴラスイッチ!」
今回はグループの仲間と協力しながら一つの作品を作りました。どうしたらビー玉がゴールまでたどり着くのか話合いながら進めました。
「じょうご」「紙コップ」「ドミノ」など、様々なものを利用して、ビー玉の通り道を考えて作りました。
家からブロックなど使いたい材料を持参して、工夫している様子も見られました。
最後は、グループごとに作品を発表し合いました。グループごとの工夫があり、大変盛り上がりました。
令和4年度「わくわく科学フェスティバル」
8月18日に体育文化会館で実施しました。様々な団体から協力いただき、17のブースを設置しました。
工作あり、観察実験ありと多様なブースを回り、参加者は科学の楽しさに触れる一日となりました。
ブーメランやスライム、スーパーボール、ストラップ等たくさんのおみやげもあり、みんな笑顔で帰りました。
移動式プラネタリウムで、星空観察も行いました。
令和3年度「子どもの科学教室」
6月12日生物教室
大崎山を会場として行いました。始めに、文字の書ける葉っぱを利用して、自分の名札を作りました。
食べられる木の実や匂いのする葉っぱなど、珍し植物を数多く発見しました。
6月26日・27日物理教室
一日目は、様々な糸電話などを使い「音の伝わる秘密」について、実験を通して学びました。
二日目は、もののつり合いについて学びました。重心を見付けてバランスをとったり、つり合いのきまりを発見しました。工作を行い、たくさんのおみやげもありました。
11月6・7日化学教室
一日目に尿素を使った結晶づくりを行いました。
二日目の朝には、立派な結晶が出来上がりました!
身の回りの水道水、オレンジジュースなどの液性を調べました。
酸性・中性・アルカリ性など、見た目は似ていても様々な性質の違いがあることが分かりました。
令和3年度「科学・模型工作教室」
7月10日 第1回「ブルブルモーターで動くおもちゃを作ろう」
シャフトに非対称のおもりを付けたモータの回転の振動を利用して進む車づくりを行いました。
ブラシの角度や車の形を思い思いに工夫し、自分だけのオリジナルカーが完成しました!
7月24日 第2回「模様がゆっくりと変化する液体万華鏡をつくろう」
ミラー板を貼り合わせた「液体万華鏡作り」に挑戦しました。
様々な色や形のガラスペレットから、自分の好みに合ったものを選びました。
完成した万華鏡を仲間と交換しながら観察しました。1つ1つ模様が違い、不思議さを感じました。
ガラスペレットが鏡に映し出されとてもきれいでした。
8月7日 第3回「電気をためて動くホバークラフトを作ろう!」
発泡スチロールに型紙をのせて、様々なパーツを丁寧に切り取りました。
ビニル袋の風の出る穴の位置や大きさを調整しながら何度も試しました。
全てのパーツを組み立ててホバークラフトが完成しました!!
実際に走らせ、仲間と競争しながら楽しみました。
9月26日 第4回「おしゃべりマスコットを作ろう」
ボイスレコーダーモジュールを利用したオリジナルマスコット作りです。自分の好きなメッセージを30秒録音することが可能です。
「紙コップ」「軍手」「ぬいぐるみ」「画用紙」などを利用して、どのようなマスコットにするかを考えました。
これは「アマビエ」を想像して作成したマスコットです。
自分の想いの詰まった様々なマスコットが完成しました!
11月20日第5回「簡易プラネタリウムを作ろう」
画用紙の型紙を丁寧に切り抜いて組み立てていきます。
ピンや千枚通しで、星座の形に穴を開けます。その穴から光が抜ける仕組みです。
画用紙を立体的に組み立ててきます。難しい作業ですが、丁寧に行いました。
豆電球を灯すと、穴から光が抜け、星座が壁に映し出されます。幻想的な光で、参加した子供たちも歓声をあげていました。
12月4日第6回「力を合わせてピタゴラスイッチを作ろう」
しゃもじ・トレー等身近な材料を利用して、ビー玉や鉄球をゴールまで導く装置作りです。
スムーズに進むように、試しながら仲間と相談し、何度も角度を調整します。
机も利用し、なるべく長い距離を進むように工夫していきます。積み木を利用してドミノも作りました。
完成した装置は、グループで発表し合いました。仲間と協力して、素敵な装置が完成しました。仲間との仲も深まる活動となりました。
令和3年度「わくわく科学フェスティバル」
8月18日に三条市立大学を会場として実施しました。今年度は新型ウイルス感染症の感染状況に鑑み、参加対象を小学5・6年生(義務教育学校5・6年生)とし、人数を限定して実施しました。「光と色の不思議」「スライムを作ろう」「ハラハラドキドキ~低温の世界~」「地震に強い家の仕組みを体験してみよう」「見えない世界を、さあ見にいこう!」の5つのブースを体験しました。
一部屋に一つのブースを設置し、5つのブースを順番に回りました。
<株式会社コロナブース>
光のもつ性質に着目して、分光器を用いながら様々な光を調べました。
<三条市立大学ブース>
普段は見ることのできない流体や振動について特殊な方法で観察しました。
<建築・住教育研究会ブース>
耐震構造について、三角形に着目して、変形しない構造作りに挑戦しました。
<三条市立理科教育センターブース>
様々なものを液体窒素に漬けて、どのような変化が起こるかを観察しました。
<三条市立第一中学校科学部ブース>
簡単にできるスライムの作り方を中学生から教わりました。
この他にも、市内中学生を対象とした「科学ゼミナール」や、夏休み中に行う市内小学生を対象とした「わくわく科学フェスティバル」などの事業を行っています。
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電話 : 0256-45-1112 (直通) ファクス : 0256-45-5309
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更新日:2023年04月27日