インクルーシブ教育の進め方について(令和6年10月2日回答)

御意見

先日のインクルーシブ教育の進め方についての回答について、下記2点程質問させてください。

1. 場所を分けなければ多様な教育ニーズに的確に応えることができない理由を教えてください。

2. 三条市に学びの多様化学校ができる予定はありますか?

回答

一つ目の御質問ですが、まずもって「場所を分けなければ多様な教育的ニーズに的確に答えることができない」という考えはございません。
全ての子どもが同一環境で過ごせるよう環境を整える必要性があるとの意見があることも認識しており、通常の学級の環境整備に努めています。
特別な支援が必要な児童生徒でも、教育的ニーズを踏まえ、可能な限り通常の学級で共に学べるように努めておりますが、中には、特別支援学級がその子の教育的ニーズに最も適う学びの場である場合もございます。
そのような場合には、通常の学級、通級による指導、特別支援学級といった連続性のある多様な学びの場を用意し、児童生徒が持っている力を十分に発揮できる環境空間を提供することが肝要であると考えております。

なお、二つ目の御質問ですが、学びの多様化学校(不登校特例校)の設置は、予定しておりません。一つの特例校を整備するよりも、まずは身近に通える学校内に別室登校ができる居場所づくりを進めることを優先すべきと考えております。

 


お問合せは
三条市教育委員会 学校教育課 電話0256-45-1112

更新日:2024年10月31日