インクルーシブ教育の進め方の回答について(令和6年7月11日回答)

御意見

御回答いただきました内容について質問させていただきたく存じます。

・子供の個性は多様であり、同一環境で過ごさせた場合、ストレスや負担を背負わせることになりかねないため合理的配慮が必要です。

→存じておりますが、インクルーシブ教育を実現させたいと考えるのであれば、同一環境で過ごせるように環境を整えていくことが必要なのではないでしょうか。分離しなくては合理的配慮ができない理由は何でしょうか?なぜ、分離することが柔軟な仕組みの整備と言えるのでしょうか?

 

・通常学級における特別支援教育支援員は、各校の状況や要望に応じて配置したいところですが、支援員の人数に限りがあるため、引き続き検討を重ねてまいります。

→つまりこちらは、配置できないという認識で合っていますか?

 

御回答よろしくお願いいたします。

回答

三条市としても、御意見のとおり、インクルーシブ教育システムの構築において、全ての子どもが同一環境で過ごせるよう環境を整える必要性を十分認識しております。その実現のため、通常の学級における人的・物的環境を整え、教職員研修の充実や児童生徒の教育的ニーズの把握、本人・保護者との対話等を重ね、取り組んでおります。

しかし、小・中学校における通常の学級、通級による指導、特別支援学級といった多様な学びの場を用意している理由は、子どもの教育的ニーズは多様であり、それに的確に応えることが重要だと捉えているからです。

そして、子どもの教育的ニーズの変化に応じて、学びの場を変えること、つまり、相互の学びの場間における教育課程の円滑な接続が、御指摘されている柔軟な仕組みの整備であると考えています。

特別支援教育支援員については、まずは特別支援学級に在籍の子どもへの支援を優先的に行う必要があります。適切な人材の確保ができた場合は、通常学級にも配置が可能になりますが、現在は充足できていないため、配置がかなっていないのが現状です。

 

 

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更新日:2024年07月31日