インクルーシブ教育の進め方について(令和6年5月23日回答)

御意見

先日の回答の中に、本質的な視点に立ちとの言葉がありました。
インクルーシブ教育は多様な子どもが存在することを前提としており、特別支援から始まるのではなく、全ての子どもへの支援という視点から始まるものと思います。
従来の通常学級の形態で支援を必要とする子どもを受け入れるということではないですし、分離して支援するというのはインクルーシブ教育の本質ではありません。
全ての子どもたちが、地域の学校の同じ教室で学ぶために、三条市ではどのように改革を進めていく予定ですか?
また、現在も行っている通常学級における特別支援教育支援員による支援についてとありましたが、これは障がいがあっても通常学級に在籍をするという選択をした場合でも、合理的配慮として支援員をつけていただけるということでしょうか?

回答

インクルーシブ教育システムは、全ての子供たちが同じ場で学ぶことを理想とするもので三条市も追求しているところですが、一方で子供の個性は多様であり、同一環境で過ごさせた場合、ストレスや負担を背負わせることになりかねないため合理的配慮が必要です。

国や県の指針にあるように、三条市も、個別の教育的ニーズに最も的確に応える指導が提供できるよう、小・中学校における通常の学級、通級による指導、特別支援学級での指導などといった、連続性のある多様な学びの場を用意するなど柔軟な仕組みの整備が重要であると考えます。

また、通常学級における特別支援教育支援員は、各校の状況や要望に応じて配置したいところですが、支援員の人数に限りがあるため、引き続き検討を重ねてまいります。

 

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更新日:2024年05月31日