新潟県指定有形文化財「保内三王山古墳群出土品」
保内三王山古墳群散策コースがオープンしました。
11号墳出土 四獣鏡・鉄剣・鉄斧・細形管玉
新潟県指定有形文化財「保内三王山古墳群出土品」の概要
5 所有者
三条市
6 種類
考古資料
7 品質及び形状
土師器、須恵器、金属器類、玉類
8 製作の年代又は時代
古墳時代
9 概要
保内三王山古墳群は、三条市上保内に所在し、古墳時代前期の前方後円墳(1号墳)、前方後方墳(4号墳)、造出付円墳(11号墳)と、古墳時代後期の円墳9基(2・5〜9・13・15・17号墳)、方墳5基(3・10・12・14・16号墳)の計17基の古墳で構成されます。
昭和60年に第一次発掘調査が行われ、1号墳、4号墳、5号墳の3基の調査が行われ、翌61年には第2次発掘調査で11号墳、12号墳の調査が行われました。
指定された物件は、いずれもこの調査で出土したもので、古墳の副葬品や葬送儀礼に伴う遺物であり、古墳時代の新潟県の歴史を考える上で重要ものです。
特に前期古墳の11号墳から出土した四獣鏡、鉄剣、鉄斧、管玉、ガラス玉などは、質が高く被葬者の権力の高さを示すもので、大和王権からこの土地を治める被葬者に信任の証として贈られたものと考えられ貴重なものです。
5号墳出土 須恵器甕・土師器杯
12号墳出土 鉄鏃・鉄製耳環
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更新日:2020年09月03日