こどもの救急・事故

上手な受診のしかたと日頃からの心構え

[1] 日ごろからあわてず落ち着いて対応できるように知識と意識を持ちましょう。

[2] 日ごろからお子さんの様子を観察しましょう。 日ごろの泣き声や泣き方などの機嫌の良し悪しや、表情、食欲の有無、体温などを知っておくと異常に気付きやすいです。

[3] かかりつけ医(小児科)を持ちましょう。 子どもは急な発熱や嘔吐などが多いので、お子さんの体調を知り、なんでも気軽に相談できるかかりつけ医を持ちましょう。 受診時には、医師に、いつごろからどのような症状があるのか、体温、座薬を入れた時間、食欲や水分摂取状態などを医師に伝えましょう。 医師に伝えることをメモしておくと説明しやすいです。

 (例:受診時に持参する母子手帳の空欄に記録しておくことも良いでしょう。)

[4] できるだけ昼間に受診しましょう。 昼間の診察時間内には、医師だけでなく看護師、検査技師、薬剤師などの多くのスタッフがいるので、 検査や投薬などもスムーズに受けられます。すぐに救急外来を受診しなくても良いときは、通常の昼間の診療時間に受診しましょう。

[5] 受診するときは、胸をすぐ見てもらいやすい服装にし、診察前の飲食は口の中を見るので食べさせない方が良いでしょう。必要があれば診察終了後に食べさせましょう。 乳児は、母乳でなければ1回分位のミルクを持参すると良いでしょう。

[6] 手洗い、うがいの大切さを普段から教え、予防に努めましょう。

発熱時の手当て

赤ちゃんは、母親から受け継いだ免疫がなくなってくる生後3〜6か月以降になると熱が出やすくなります。 一般に、かぜの原因となるウイルスなどに感染して発熱することが多いです。 熱が出たときは、次の対処法で様子をみましょう。

家庭での対処方法

[1] 水や湯冷まし、乳幼児の薄めたイオン飲料などでこまめに水分補給しましょう。

[2] 脇の下や首筋などに、冷えたタオルやタオルを巻いた保冷材をあてて冷やしましょう。 (冷やしすぎに気をつけましょう)直接エアコンなどの風を当てないようにしましょう。

[3] 熱が高くても寒気がある場合(顔が青白い、手足が冷たい)は、一枚多く着せてあげましょう。

[4] 汗をかいたら、こまめにぬるま湯などで体を拭いて下着を替えさせましょう。

[5]  安静を保つようにしましょう。

 

すぐに医療機関へ受診が必要なとき

[1] 明らかに様子が違う。

・嘔吐や下痢が激しく、何度も続くとき

・顔が青白く息苦しそうなとき

・意識がはっきりしないとき

・機嫌が悪く、食欲もないとき

[2] ひきつけを起こすとき

[3] 生後4か月未満の赤ちゃんが高熱(38℃位が目安)を出したとき

嘔吐時の手当て

子どもの嘔吐には、かぜや感染性胃腸炎、自家中毒などいろいろな病気が考えられます。 嘔吐したときは、次の対処法で様子をみましょう。

家庭での対処方法

[1] 吐いた物が気管に入らないように、体を横にしてあげましょう。

[2] 吐き気が落ち着いたら、水や湯冷まし、乳幼児の薄めたイオン飲料を少しずつ飲ませましょう。

[3] 食事は消化の良い「おかゆ」や「うどん」などを少量から与え、乳製品や油の多いものは避けましょう。

すぐに医療機関へ受診が必要なとき

[1] 嘔吐と下痢を繰り返すとき

[2] おしっこが半日くらい出ないで、唇や舌が乾いているとき

[3] 吐いた物に血液が混じっているとき

[4] 激しい腹痛や頭痛があるとき

感染性胃腸炎(ノロウイルス)にかかってしまったとき

感染性胃腸炎(ノロウイルス)にかかってしまったときの対処法は、下記のページをご覧ください。

打撲時の手当て

頭を打ったとき

[1] すぐに泣いてその後機嫌も良く食欲もある場合は

・頭を高くして寝かせ、頭部を濡らしたタオルなどで冷やし様子をみましょう。

・頭を打った当日は、安静にし入浴は控えましょう。

・2、3日は注意深く観察し、吐き気があったりいつもと様子が違う場合は、すぐに頭部CT検査の可能な病院に受診してください。

[2] 意識がない(すぐに泣かない)ときや吐き気があるとき、けいれんが起きたときなどは、 すぐに救急車を呼ぶか頭部CT検査の可能な病院に受診してください。

胸やお腹を打ったとき

[1] 服をゆるめて楽に呼吸ができるようにして様子をみましょう。

[2] 顔色が悪い場合や腹痛のある場合、血尿や耳、鼻から出血している場合は、すぐに救急車を呼びましょう。

耳や目を打ったとき

[1] 目を強く打ったとき場合は、氷水に浸したタオルなどで冷やし、清潔な布などで覆って すぐに眼科に受診してください。

[2] 耳を強く打った場合や耳の中を突いた場合は、すぐに耳鼻科に受診してください。

手足を打ったとき

[1] 激しく痛がる場合や患部が変形している場合、傷めた部分に大きな傷がある場合、患部を動かせない場合は、患部を固定し、すぐに外科または整形外科に受診してください。

[2] 腕、ひじ、足などが曲がっている場合は、板や厚紙、新聞紙をかたく丸めた物を副え、そのまま布で縛って固定し、外科または整形外科に受診してください。

[3] 打ち身(皮下出血)があるが患部を動かせる場合は、氷水に浸したタオルなどで冷やし様子をみましょう。

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更新日:2019年05月10日