第19回 相談実録[2] 介護職を辞める!と言っていたBさんが、やっぱり介護職に再就職するまで

今回は、同じ職種に再就職した相談実録をご紹介します。

「経験も資格もあるけれど、同じ職種には再就職したくない」と言われる方は珍しくありません。
Bさんもその一人でした。

Bさんは、介護職の経験が長く、知識も十分にあり、利用者のことを考えながら行動できる貢献心の高い方でした。どうして辞めたいのか確認すると…

  • 相談員として入職したが、人手不足のため、契約にない直接介護が主になった。そのことにかなり不満を感じている。
  • 介護以外に利用者の新規獲得をするよう言われ、営業的な内容が自分に合わず、つらい。

ということでした。
うつむきながら「これまでやってきたことは何だったのか…」と自信がなさそうに話していた様子が思い出されます。

次に確認したのは、仕事への価値観や強みの整理をするための材料です。

  • ストレスを感じずにできるのはどんな作業か
  • そつなくできることはどんなことか
  • どんな思いで、利用者と接していたか
  • 気をつけていたこと、心掛けていたことはどんなことか

これらから、Bさんが本当に介護職から離れたいと思っているのかを見極め、不安なくできることとストレスが高いことを整理しました。一緒に再就職の方向性を考えていくために必要な内容となります。

  • 報告書など文章を書いたりまとめたりするのはそつなくできる。しかし、担当する数がキャパシティーを超えるとかなりストレスが強い。
  • 利用者の思いを聞いたり相談にのったりすることは問題なくできる。
  • 利用者とその家族のストレスを軽減できるように常に考えている。
  • 利用者の意思を尊重し、その方らしくいきいき生活できる対応を心掛けている。

というBさんの回答から、一人一人の利用者に尊敬の念をもち、それぞれの家族の状況や思いを考えながら行動してきたことがわかり、貢献心の高さを再確認できました。
また、段取りや優先順位など、スケジュール管理はできるが、自分のペースでできないと強いストレスを感じることがわかりました。

Bさんに、ストレスが強い内容を除いて介護職を考えてみた場合、職種としてはどうですか?と聞いてみると「大変なこともあるけど仕事内容は好きです」とのこと。
その言葉から、職種は変えず価値観を重視、得手不得手をふまえ再就職を目指すことに方向性が決まりました。

介護職は、病院、特別養護老人ホーム、グループホーム、デイサービス、訪問介護など、いろいろな職場があり、働く条件、求められることも各所で変わります。
相談員の経験が活かせること、担当する最大人数や希望する働き方、妥協できる範囲、営業的な内容の有無など価値観を明確にしました。そして、応募の際は必ず事前見学し、これらを基準に質問することを勧めました。

その後、Bさんは、気になる数件の求人を見学に行くことになりました。Bさんには、見学の際、上記の内容をしっかり質問することを心掛けてもらいました。それによって不安が軽減し、意欲的に応募することができ、無事再就職先が決定しました。

就職活動は、応募して採用されることだけが目的ではありません。
自己理解と仕事理解を深め、安心して働けるところを探すことがとても大切です。

ワークサポート三条では、その方の本当の目的が達成できるよう、一人一人の状況や希望を聴きながら、お仕事探しに関する相談をいたします。ぜひご利用ください。

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更新日:2026年05月01日