燕三条駅のバリアフリー化について(令和6年4月10日回答)
御意見
先日燕三条駅に降り立ちました。弥彦神社に久しぶりに参拝するためです。
燕三条駅の大きな駅舎の中をうろうろしながら弥彦線のホームに移動しようとしたところ、白杖を持った初老の方とその付き添いの方が、やはり弥彦線のホームに移動しようとしているところでした。
上越新幹線開業から既に40年以上。当然在来線ホームへの移動のためのエレベーターやエスカレーターが整備されているものと勝手に思い込んでおりましたが、まさに「あにはからんや」でした。在来線のホームでいくら探してもエレベーターやエスカレーターは見当たりません。
現在の燕三条駅は三条市と燕市との境界線上に造られたと聞いています。新幹線の駅設置の時点で、当時の国鉄と三条市、燕市そして、恐らく新潟県も交えた話し合いが様々なされ、駅舎整備に関する基本協定のような約束が交わされたものと推察します。
首都圏では、昨年三月に東京の電車特定区間で一律に従来の運賃に10円値上げする形での運賃改定がなされ、それによる収益増加分を財源として首都圏でのJR駅でのバリアフリー化を促進することになったと伺っております。また、この運賃値上げについて、世論の大きな反対があったとは聞いておりません。
新幹線燕三条駅は新潟県内でも刃物産業など産業基地としての性格も強く、海外も含めた遠来訪問客の交通需要も少なくないものと拝察します。それにしてもバリア不自由の現状は情けない限りです。
大人の事情は色々ありましょうし、言い出したらキリが無いかも知れません。しかし、鉄道利用者第一と考えれば、大人の事情を突き崩しての大きな利便性向上が出来そうに思います。両市については各市の市民、新潟県は新潟県民、JR東は株主優先、株主第一主義では無く、全ての県民全ての乗客のみならず、世界中の人々がステークホールダーとの見地に立ってこの問題に向き合うことが、SDGs優先の現代社会に相応しい姿だと思います。どちらかの市が改良工事のための資金を提供し、他の関係自治体、JR東が追って資金負担分をお返しする形もありうると思います。インバウンドが喧伝される今日この頃ですが、はたして今の燕三条駅が胸を張って「世界中の皆様、いらっしゃい」と言えるのかどうか疑問です。
燕三条駅のバリアフリー化が実施されることを心から願うものです。
回答
燕三条駅弥彦線のバリアフリー化につきましては、エレベーターの設置に向け、東日本旅客鉄道株式会社及び燕市と協議を進めておりますので、御理解をいただきますようお願い申し上げます。
お問合せは
環境課 生活安全・交通係 電話0256-34-5574
更新日:2024年04月30日