水害対策について(令和5年6月16日回答)

御意見

7.13水害について、不安事項を住民の立場から説明しますので、回答を要望します。

  1. 7/13水害で破堤した諏訪・曲淵地区の堤防の民家側は、4年間、草刈りしないので、荒れ放題です。草刈りを市の委託業者に依頼し、来年以降の草刈りの分担については、地元と協議してほしいです。
  2. 五十嵐川水害復興記念公園の15本の桜の木が破堤を誘発、または他の原因で同所が破堤すると、桜が流木になり人や民家を襲って破壊する危険があります。桜の木を切断するように要望します
  3. 豪雨時に三条市内を移動中の自動車への警告と避難誘導を検討してください。
  4. 豪雨災害対応ガイドブックの不備の訂正を要望します。垂直型避難への不安と浸水中の歩行はやめるべきです。
  5. 7.13水害は、想定外の雨量が原因ですが、原因追及が不十分です。過去の経緯、特に昔は五十嵐川が湾曲していたこと、昭和54年の堤防面の土砂崩れ、五十嵐川の諏訪曲淵側と大崎田島側の堤防高の違いなどを検討してほしいです。
  6. 地盤沈下などの環境の異変は行政に連絡するよう啓蒙してください。また、渡瀬橋から上流に遊水池ができました。この堤防沿いの地質を調べて矢板の必要性を検討してください。豪雨時の移動手段については、以前の防災マニュアルでは自動車の運転を禁止していましたが、避難所への移動などで自動車は不可欠です。実情にあわせた対処方法の指導を要望します。月岡の野球場へ向かう道路は、遊水池の堤防と平行しています。遊水池が越水の危険になった場合の対応のシミュレーションも要望します。

回答

  1. 御指摘の箇所の草刈りについては、県の管理地であるため、御要望は改めて県に伝えました。
  2. 桜の木についても、河川管理者である県の許可を得た上で堤防断面の外側に植樹しており、堤防の安全性を損なうものではないことから伐採を行う予定はありません。
  3. 移動中の運転手に対する警告等については、それ以外の方へのものも含めて、防災行政無線や緊急速報メール、報道機関を通じたラジオ放送など様々な媒体で行っております。
  4. 豪雨災害対応ガイドブックでは、堤防付近で水の流速が早く木造家屋が損壊するおそれがある地域もマップで示し、垂直避難ではなく避難所等への避難を呼び掛けています。また、当該ガイドブックの作成や各対策の検討等において、専門家に加えて各自治会長等の声をお聞きしながら進めています。専門家の意見を踏まえ、やむなく水の中を歩かなければならないときは、裸足では危険であり、長靴では水が入り動きにくくなるため運動靴が適当と考えています。
  5. 7.13水害の原因は、県の「7.13新潟豪雨洪水災害調査委員会報告書」によると、五十嵐川の破堤の原因は越流による裏法面の侵食が主原因であると推定されているとのことです。
  6. 道路等の異変については、市が適宜パトロールを行う中で点検しているほか、市民の方へは異変を見付けたら所定の窓口に連絡するようお願いしております。遊水池の矢板についての御意見は、遊水池の管理者である県に伝えました。豪雨時の移動手段は、緊急車両の通行の妨げにならないよう、徒歩や自転車を推奨しておりますが、自動車での避難が必要な場合は、早めの移動をお願いしています。水害時に向けた必要なシミュレーションは全て豪雨災害対応ガイドブックに掲載しています。
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更新日:2023年07月12日