下田郷資料館
豊かな自然に育まれた歴史と伝統の下田郷のくらしを伝える考古資料・民俗資料を展示・公開しています。
下田郷には、五十嵐川とその支流の河岸段丘上に旧石器時代から中世の著名な遺跡が数多く点在しています。旧石器時代の荒沢遺跡(荒沢)、芋ノ原遺跡(笹岡)、縄文時代の長野遺跡(長野)、藤平遺跡(荻堀)、鎌倉時代の大林遺跡(棚鱗)などの出土品から、4万年をさかのぼる下田郷の歴史とそれぞれの時代に生きた人々の営みを知ることができます。また、昭和46(1971)年に集団離村した下田郷最奥の吉ヶ平集落から収集された民具を中心に、郷内のほぼ全域から収集された民俗資料を展示し、伝統的な山里のくらしを知ることができます。
利用案内
- 開館時間:午前9時~午後4時30分
- 休館日:12月29日~1月3日
- 入館料:無料
- 所在地:〒955-0107 新潟県三条市飯田1029番地1(ウェルネスしただ内 電話番号0256-46-5110)
- 問い合わせ:三条市市民部生涯学習課埋蔵文化財調査室
電話番号 0256-46-5205
ファクス 0256-64-8882
所在地は以下よりご確認ください。
館内のご案内
考古・遺物コーナー
旧石器時代の石器(荒沢遺跡、芋ノ原遺跡)、縄文時代土器・石器(長野遺跡、藤平遺跡)、弥生時代の土器・石製品(小外谷遺跡、藤平遺跡)、平安時代の須恵器(南中五輪峠遺跡)、鎌倉時代のフイゴの羽口(大林遺跡)
五十嵐小文治コーナー
五十嵐党は、鎌倉時代から江戸時代初めまでの約400年間にわたり、五十嵐保を領していた豪族でした。その一族の長が代々小文治の名を世襲していました。鎌倉時代には幕府の御家人として和田合戦や承久の乱に参戦していたことが、吾妻鏡に記されています。 五十嵐館跡は、昭和47年と49年、59年の3回にわたって発掘調査がなされました。その際出土した陶磁器・金属製品・木器・漆器・植物の種子などの遺物や遺構図など約100点を展示しています。
衣・食・住コーナー
しゅろぼうし、こぎもん、深ぐつ、わらじ、芋洗い車、酒しぼり器、徳利、燈火器、雪下ろし用具、はかりなど
農具・生産具
大谷地紙製作用具、木挽用具、すき、くわ、田植え用具、除草機、稲こし舟、脱穀、調整用具、牛馬用具など
信仰・年中行事
湯立ての釜ふた、農事暦、氏子札など
下田郷の昆虫
下田郷で観察できる昆虫を中心に展示しています。
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更新日:2021年09月17日