外来種に関すること
特定外来生物について
特定外来生物とは、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」に基づき環境省が指定した動物や植物のことをいいます。
特定外来生物は、在来生物を駆逐するなど生態系に悪影響を及ぼす恐れがあるものとして、飼育や栽培、保管、運搬、輸入などが原則禁止されており、個人が違反した場合、懲役3年以下または300万円以下の罰金などが科せられます。
三条市内では、ウシガエル、ブラックバス(オオクチバス、コクチバス)、ブルーギル、オオキンケイギク、アレチウリなどが確認されています。
防除のポイント
1 入れない
生態系等への悪影響を及ぼすかもしれない外来生物はむやみに地域に「入れない」ことがまず重要です。
2 捨てない
もし、すでに地域に入っており、飼育している外来生物がいる場合は野外に出さないために絶対に「捨てない」ことが必要です。
3 拡げない
野外で外来生物が繁殖してしまっている場合には、少なくともそれ以上「拡げない」ことが大切です。
市内に拡がる特定外来生物の例
オオキンケイギク
オオキンケイギクは、市内の各所でみられる特定外来生物です。キク科の植物で鮮やかな黄色い花を咲かせ、一見するときれいな花ですが、繁殖力が強く在来植物への影響が心配されます。
開花期…5月〜8月
生育場所…道路沿いや田畑の畦道、市街地など広く分布します。

防除方法
根ごと引き抜き、ビニール袋に入れ 2 〜 3 日天日にさらして枯らします。
枯らした後は、燃えるゴミとして処分します。
秋になると種子をつけるため、その前に駆除することが拡散防止につながります。
重点対策外来種 セイタカアワダチソウに注意しましょう
セイタカアワダチソウは、環境省が生態系被害防止外来種リストに掲載している植物です。種子と地下茎の両方で増え、旺盛な繁殖力を持っていることから、繁殖を始めた場所での日本の在来植物への影響が心配されます。
■開花期...9月~11月
■生育場所...路傍、空地、河川敷、土手、原野、休耕地に大群落を作ります。
参照:生態系被害防止外来種リスト | 日本の外来種対策 | 外来生物法
防除方法
根ごと引き抜きます。
開花後も種になる前に刈り取ることで、種子飛散による他の場所への拡大を妨げます。
生長初期から他の植物の生長を阻害するため、芽生えの時期から駆除をする必要がありますが、年に2回以上刈り取りを行うことで、生長、開花及び種子飛散を抑制することができます。
※抜き取りなどしたものは、種子飛散を防ぐため抜き取った場所に積んでください。
条件付特定外来生物 アカミミガメ、アメリカザリガニ
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更新日:2024年05月17日