三条っ子発達応援事業
基本方針
子どもには一人一人異なる育ちや個性があります。その中には相手の気持ちを汲み取ることが苦手なため友だちとうまく遊べなかったり、元気よく活動する反面、落ち着きがなかったりなどの特性から子ども自身が困っている場合があります。それらは周囲には気付かれにくく、適切な支援が遅れてしまう可能性があります。
そこで、三条市では発達に支援が必要な全ての子どもを対象とし、就学前から早期に子どもの個性や育ちを理解し、一人一人が持てる力を存分に発揮できるようにするためにあらゆる支援機関が連携しながら、保護者と一緒になって、次代を担う全ての子どもの育ちを応援していきます。
概要
一人一人の成長の姿の確認 〜年中児発達参観〜
社会性が芽生える4〜5歳になると、基本的な生活習慣が身に付き、集団生活の中で友だちや仲間を意識した行動が見られるようになります。この時期に、保育所(園)・幼稚園の集団の中で遊ぶ子どもの様子を、発達応援チーム(保健師、保育士、臨床心理士、指導主事等)が保護者と一緒に参観します。参観後、保護者と個別面談をし、子どもの成長した姿や伸ばしたい力を一緒に確認します。この年中児発達参観で子どもの成長の姿を確認し、保育・教育の充実を図ります。
一人一人に合った保育・幼児教育の充実 〜発達支援教育〜
年中児発達参観や日々の保育で気づいた子どもの育ちや個性に合わせ、一人一人に合った保育・教育を実施します。保護者と一緒に相談しながら、どのようにすれば子どもが成長できるかを考えていきます。三条市では、子ども一人一人の個性や育ちに合った、健やかな成長発達を支援する幼児期の教育のことを「発達支援教育」と呼びます。
さらに、個別のかかわりを通して、子どもの健やかな成長を伸ばすために、栄庁舎3階に「子ども発達ルーム」があります。子どもの発達に応じたプログラムを組み合わせ、小集団で遊びを通して発達を促す指導をしたり、言語聴覚士による個別指導を行ったりします。
一人一人に合った学校教育の充実 〜小学校入学後のサポート(特別支援教育)〜
小学校入学後は、一人一人に合った学びの場で、担任の先生を中心にお子さんの力を高めるためにお子さんの学びやすさ、分かりやすさに応じた指導・支援を行います。
<通常学級での指導>
学習場面でのわかりにくさや、友達との関わりにくさなどで困っている子どもに対し、配慮を行いながら、他の多くの子どもたちにも役立つ教材や働きかけの工夫をし、どの子どもにもわかりやすい授業を行います。
<通級指導教室での指導>
ことば・聞こえ・社会性の発達に支援が必要な子どもに対し、通常の学級での授業を行いながら、週1〜2時間程度、通級指導教室で個別もしくはグループで子どもの状況に合わせた指導を行います。
教室名 | 教室数 |
言語障がい通級指導教室 | 裏館小学校に2教室 |
難聴通級指導教室 | 裏館小学校に1教室 |
発達障がい通級指導教室 |
一ノ木戸小学校に1教室、嵐南小学校に1教室、 裏館小学校に1教室、栄中央小学校に1教室、 長沢小学校に1教室、大崎学園(前期課程)に1教室、 第一中学校に1教室、大崎学園(後期課程)に1教室 (下田中学校のみ巡回指導) |
<特別支援学級での指導>
子ども一人一人の状況に基づいた指導を行います。教科学習以外に、生活の自立にかかわる学習の指導を行うこともあります。
通常学級での授業の中で、個別の声かけや対応を行うこともあります。
子どもの成長や発達、子育てについて「ちょっと気になる」「なんだか大変」「うまくいかない」など心配や不安なこと、小学校入学後の学校生活の悩みなどについて、相談を行っています。
相談の内容に応じて、子ども家庭サポートセンターの保健師や臨床心理士・言語聴覚士、学校教育課・教育センターの指導主事が相談に応じます。いつでも気軽に相談してください。
子ども家庭サポートセンター 45-1131、教育センター 45-1116
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教育委員会事務局 子育て支援課 子ども家庭サポートセンター 発達応援室
〒959-1192 新潟県三条市新堀1311
電話 : 0256-45-1131 (直通) ファクス : 0256-45-1130
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更新日:2024年04月01日