三条市7.29水害について
災害の概要
平成23年7月27日から30日にかけて、新潟県と福島県会津を中心とした豪雨が続き、三条市の笠堀観測所では、降り始めから7月30日13時までの累計雨量が959mmを観測する記録的な大雨となりました。
この豪雨により、三条市においては、五十嵐(いからし)川など3河川3か所が破堤したほか、土砂災害による住家や道路の被害も多数発生し、死者1名、被害棟数4,228棟、被害世帯2,218人の被害を被りました。
災害発生時の気象状況
7 月27 日から降り始めて、特に28 日から30日にかけては、前線が朝鮮半島から北陸地方を通って関東の東にかけて停滞し、前線に向かって暖かく非常に湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となりました。
雨は、局地的に1時間100ミリを超える猛烈な雨となり、「平成16 年7 月新潟・福島豪雨(7.13水害)」を大きく上回る降雨量となりました。
平成16年7.13水害と平成23年7.29水害の比較
等雨量線図

(平成16年)

(平成23年)
雨量グラフ

(平成16年)

(平成23年)
河川の破堤・浸水等の状況
五十嵐川(いからし)川、楢山川(ならやま)川、大平(おおだいら)川3河川3か所が破堤、牛野尾地区等で多数の土砂災害が発生しました。
なお、平成16年の7.13水害後の河川整備区間においては、外水氾濫は発生しませんでした。
平成16年7.13水害と平成23年7.29水害の比較
平成16年7.13水害 | 平成23年7.29水害 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
宅地 | 農地 | 計 | 宅地 | 農地 | 計 | |
五十嵐川流域 | 490 | 830 | 1,320 | 37 | 346 | 383 |
刈谷田川流域 | 250 | 903 | 1,153 | 15 | 154 | 169 |
7.29水害の様子

冠水した市街地

激流により流出した道路(荒沢地内)

決壊した堤防(江口地内)

浸水した家屋(小外谷地内)

浸水した日帰り温泉施設「いい湯らてい」(南五百川地内)

土砂災害により倒壊した家屋(牛野尾地内)
- この記事に関するお問合せ
-
総務部 行政課 防災対策室
〒955-8686 新潟県三条市旭町2-3-1
電話 : 0256-34-5517 (直通) ファクス : 0256-34-5691
メールでのお問い合わせはこちら
更新日:2024年07月04日