三条市7.13水害について

平成16年7月13日に発生しました新潟・福島梅雨前線による本市の水害に際しましては、全国の多くの皆様から温かいご支援を賜り厚くお礼申し上げます。

被災地域では、住宅や事業所等の復旧作業などが依然として続いており、住民がもとの生活に戻るにはまだまだ時間がかかると思いますが、皆様からの支援のお気持ちは住民にも温かく、また心強く伝わっております。

全国からお寄せいただいた救援物資や義援金、また、ボランティア活動に携わっていただいた皆様には、ご住所やお名前を伏せてご支援をいただいた方々が大変多くおいでになります。本当にありがとうございました。

今後も、皆様の温かいご支援を胸に刻み、市民、地域、行政が一丸となって復興に向けて精一杯の努力をしてまいりたいと思っておりますので、これからも変わらぬご支援ご指導を賜りますようお願い申し上げます。

ご支援をいただいたすべての皆様のご厚情に対し、本ホームページを持ちまして、心から御礼のごあいさつとさせていただきます。

平成16年10月

三条市長 高橋一夫

災害の概要

平成16年7月13日、新潟県中越地区を中心とした地域を大規模な集中豪雨が襲い、五十嵐(いからし)川や刈谷田(かりやた)川など6河川で11か所が破堤し、市街地が浸水するとともに、各地でがけ崩れなどが多数発生しました。

三条市においては、死者9名、重傷者1名、被害棟数10,935棟、被害世帯7,511世帯と甚大な被害を被りました。

災害発生時の気象状況

日本海から新潟県・福島県付近に停滞していた梅雨前線は、12日夜から活発化して豪雨となりました。特に、13日朝から昼過ぎにかけて三条地域、長岡地域を中心に非常に激しい雨が降りました。その後夜に入っても降り続き13日の日降水量は、笠堀ダムで474ミリメートル、三条市西裏館(消防本部)で217ミリメートルを観測し、過去の最高降水記録を更新しました。

その後、梅雨前線は、14日に一旦は東北地方まで北上しましたが、15日には再び新潟県付近に停滞し、16日から18日朝にかけて所々で激しい雨が降り、18日に福井県付近に南下するまで大雨が続きました。

12日の降り始めから14日までの総降水量は、笠堀ダムで491ミリメートル、三条市西裏館(消防本部)では、228ミリメートルを記録しました。

平成16年7月13日午前9時 雨雲レーダー(新潟地方気象台提供)の画像

平成16年7月13日午前9時 雨雲レーダー(新潟地方気象台提供)

平成16年7月13日午前9時 天気図(新潟地方気象台提供)の画像

平成16年7月13日午前9時 天気図(新潟地方気象台提供)

平成16年7月13日午前9時 天気図(新潟地方気象台提供)の画像

平成16年7月13日午前9時 天気図(新潟地方気象台提供)

河川の破堤・浸水状況

平成16年7月13日に発生した今回の豪雨により五十嵐川では、上流の笠堀ダム観測所で昭和40年の観測開始以降最大となる474ミリメートル(24時間雨量)を記録しました。

この降雨により諏訪地区の破堤地点より上流の島潟水位観測所では、13日の午前7時30分に警戒水位20.70メートルを超過し、午前10時までのわずか2時間半程度の間に約3メートル近く河川の水位が急激に上昇した後、午後1時30分には、堤防天端高24.32メートルに迫る水位を観測しました。

この洪水により、下流の三竹地区の越水や諏訪地区左岸の破堤をはじめ、常盤橋下流右岸の欠壊等、至る所で越水を引き起こし、各地で発生した浸水被害により、五十嵐川流域全体で浸水面積1,320ヘクタールにも及ぶ甚大な被害となりました。

また、五十嵐川だけではなく、稗田(ひえだ)川、貝喰(かいばみ)川、大面(おおも)川、大平(おおだいら)川、鹿熊(かくま)川、守門(すもん)川等の河川でも、破堤や越水が多く発生し、多数の箇所で被害が発生しました。

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更新日:2019年02月20日