市長の行動規範及び安全管理について(令和8年7月17日回答)
御意見
私は、福岡市より三条市の市政に関心を持っている市民の一人です。6月27日に報道された、貴職による「八十里越天空大橋」でのバンジージャンプ挑戦について、強い懸念を抱き、ここに一市民として意見を申し上げます。
地域の大規模プロジェクトである「八十里越」の暫定開通を盛り上げたいという、貴職の熱意自体は理解いたします。しかしながら、市政の長であり、市民の安全と福祉を司る公職にある者が、あえて高い身体的リスクを伴うレジャーに身を投じるというパフォーマンスは、公人として極めて不適切であると考えざるを得ません。
第一に、市長という立場が社会に与える影響力の大きさです。市長の行動は、地域住民、特に判断能力が未熟な青少年に対して多大な影響を与えます。行政が常日頃、交通安全や事故防止を呼びかけている中で、市のトップが自ら危険を冒す姿をメディアに露出させることは、「公共の安全」という行政の基本的責務と矛盾するのではないでしょうか。道頓堀への飛び込み事故の事例を挙げるまでもなく、こうした危険な行為が「市のお墨付き」を得たエンターテインメントとして消費されれば、模倣する市民が現れるリスクを否定できません。万が一、模倣による事故が発生した場合、行政としてどのような責任を取るおつもりでしょうか。
第二に、危機管理意識の欠如です。行政の長には、常に事態を俯瞰し、最悪の事態を想定する「リスクマネジメント」が求められます。バンジージャンプは機器や環境の不備があれば重大な事故に直結する行為です。もし今回、市長に怪我があれば、業務執行 に支障をきたすだけでなく、市のブランドイメージは大きく損なわれ、プロジェクト全体が中止や再検討を余儀なくされる可能性すらありました。市長自身が身体の安全をリスクに晒すことは、公務員としての管理責任を放棄していると受け取られても致し方ありません。
第三に、行政の公平性と手段の選択についてです。開通を盛り上げる手法は他にも多々あったはずです。地域の産業や文化の魅力 を発信することや、建設に携わった方々の苦労を伝える活動など、市民に感動を与えつつも安全性を確保できる方法は無数に存在します。なぜわざわざ、市民に安易な模倣を促しかねない「危険な行為」をあえて選択されたのか、その意思決定のプロセスには大きな疑問を抱かざるを得ません。
以上のことから、今回の貴職の行動は、公人としての自覚に欠け、行政の模範となるべき立場を軽視したものだと結論付けます。今後は、個人の勇気を示すような身体を張ったパフォーマンスではなく、市政の論理的かつ公正な運営によって市民の信頼を得る努力をしていただきたいと強く願います。
今後、同様の企画を行う際には、行政が常に「安全」を第一に掲げる団体であることを再認識し、市民の安全意識を守る先駆者として、より慎重で思慮深い行動をとることを切に求めます。本件に関する貴職の見解を、公式な広報等を通じて明らかにされることを期待いたします。
回答
バンジージャンプは、ジャンプ台の設計や機材などはもとより、安全確認を始めとする運営管理に関する高度で厳格な規格が確立しています。
今回のイベントの実施に当たりましては、それらの規格を遵守し、日本各地で安全なジャンプを数多く提供してきた実績のある専門事業者等との綿密な協議と準備を経て実施に至ったものです。
今回の実施に当たっては、公人としての立場や、行政として安全を重視すべき責務、市民への影響、イベントの趣旨や効果を考慮し総合的に判断したものですので、御理解をいただきますようお願い申し上げます。
お問合せは
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更新日:2026年07月17日