多様性と人権教育について(令和8年6月23日回答)

御意見

昨年、「ルールを守ること」「他者を思いやること」「自由に責任を持たせること」は、自由で多様な社会の“共通の土台”だと意見しました。その追記になります。

“多様性”は異なる人々を尊重し受け入れることですが、今日では<<自分本位の広がり>>に不安を覚えます。考えていただきたい視点が3つあります。

●『1.迷惑の多様性』
社会には“多様な人”がいます。愛煙家もいれば、嫌煙家もいる。タトゥーや奇抜なおしゃれの愛好者もいれば、嫌悪する者もいる。騒がしいのが好きな人もいれば、静かなのが好きな人もいる。
自分と他者で「幸福の形、迷惑の基準」は異なっています。社会の多様性の中に、<<迷惑の多様性>>も含めてほしい。

●『2.思いやりは双方向』
多様な社会は“思いやり”が大切ですが、その思いやりは一方向ではないか、よく問いかけてほしい。
愛煙家は非喫煙者の幸福を、タトゥーや奇抜なおしゃれの愛好者はアンチの幸福を、騒がしいのが好きな人は苦手な人の幸福を、思いやる。逆もまた然り。
個人主義では「自分と同じくらい他者の権利も尊重」します。一方向ではない、<<思いやりは双方向>>を求めたい。

●『3.自分本位と自他尊重』
多様な社会(ダイバーシティ)に広まってほしいのは、「自分本位ではなく、“自他尊重”」です。自分と他者、両方を大事にします。
多様性を尊重する社会では、「個性・自分らしさ」はポジティブであり、ネガティブな「自分本位・ご迷惑」と結びつけて考えなくなったと感じています。
みんなが幸福に暮らすため、学校や社会で<<自分本位と自他尊重>>をテーマに、よく話し合ってほしい。

●最後に率直に申し上げます。多様性(自分らしさ)を尊重する社会において、あえて“自分本位”と向き合ってほしいです。行政には<<自分と他者>>の違いを理解する人権教育や啓発を、学校・地域社会に充実させてほしい。
個人尊重と幸福追求権(憲法13条)を行使するうえで、「迷惑の多様性」「思いやりは双方向」「自分本位と自他尊重」は、ぜひとも考えてほしい視点です。

回答

御指摘いただきました、迷惑の多様性、思いやりは双方向、自分本位と自他尊重といった視点は、今の教育現場や社会全体で改めて考えるべき重要な視点であると認識しております。
三条市では、差別やいじめのない明るく公平な社会、責任ある自由が行使されるまちの実現を目指しており、今後も多様な価値観を認め、互いを尊重する心を育む人権教育を推進してまいります。

 


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更新日:2026年06月23日