クマ被害防止対策について(令和7年11月14日回答)

御意見

麻布地内に居住しています。
10月22日に地内でクマの痕跡が確認され、注意喚起のチラシが10月23日に配布されました。
チラシには三条市経済部農林課と記載されていましたので、この部署で作成、配布されたものと理解しています。
三条市のホームページで三条市経済部農林課のクマ被害に関するものはないか確認すると、三条市鳥獣被害対策マニュアルがありましたので内容を確認しました。題名はサル・クマ被害対策の基礎知識とありましたが、それらは主に農業従事者向けの内容で、昨今のアーバンベアーと言われている市街地に出没するクマ被害防止の対策の内容ではありませんでした。
参考になる部分もありますが、現下の状況に対応したマニュアルではありません。市街地に出没するクマに対処する部署が経済部農林課であるかは分かりませんが、市街地に出没するクマへの対応マニュアルの作成も必要かと考えます。
例えとして各家庭や個人の趣味の園芸で育てていてる果物や放棄された果樹等に対しての注意事項や夜間の家庭ゴミの出し方等を盛り込み、クマ被害を出さない対策の記述も必要です。
余計な事かもしれませんが、三条市鳥獣被害対策マニュアルは平成25年に作成されたものですが、既に12年経過し現状と合っているのか?見直した方がよろしいかと思います。
一般企業でマニュアルを12年も見直しされていないのは異常なことです。又、マニュアルに添付されている鳥獣被害対策チェックリスト家庭用と集落用は、作成元の北陸農政局に確認すると、農業従事用の家庭版と集落版なので市街地に対応した内容ではないと説明されました。
これを機にマニュアルの見直しや、追加等を是非やって頂き、クマによる人的被害を防止して頂くことを要望いたします。

回答

三条市鳥獣被害対策マニュアル(サル・クマ対策の基礎知識)は、農作物被害や農作業時の人身被害など、主に農村地域における被害対策として平成25年1月に策定したものです。
本マニュアルでは、特にサルやクマの生息域に接する下田地域を想定しておりますが、三条・栄地域を含む山沿いの地域でも、昨今クマの出没が確認されている中で、十分対応できる内容であると捉えております。
一方で、農業者が少ない地域や市街地などにおいては、本マニュアルが実情に合わない部分もあると認識しております。いただいた御意見を踏まえながら、マニュアルの見直しやクマ被害対策の周知の在り方について検討してまいります。

 


お問合せは
農林課 農政係 電話0256-34-5652

更新日:2025年11月14日