こども発達ルームについて(令和7年10月24日回答)
御意見
現在、子どもが三条市のこども発達ルームに通所しています。発達ルームが市から民間への委託事業に変わるため、来年2月に現在の発達ルームが無くなること、休室の後、4月から支援センターの形で再スタートすることを、発達ルームでお世話になっている先生方から聞きました。
センターが作られること自体に異議は無いのですが、今までの先生方の雇用が条件に入っていないため、スタッフまで一新される可能性が大と聞き、大変不可解に思いました。
利用者としては当然、今まで何度も顔を合わせて、自分の子どもの特性を理解し、親子共々信頼関係の出来上がっている先生方にお願いしたいと思うものですが、そういった利用者のニーズを責任者の方々には想像もしていただけなかったようで、大変残念に思います。
また来年4月スタートの公告が9月末では、委託業者の吟味も満足に出来るとは思えません。
ひとえに発達支援と言っても、業者によって支援方針や方法も千差万別のため、これまでの支援のやり方がガラリと変わってしまう可能性もあります。その場合の現場や利用者の混乱・不安などは、全く想定していないことが、側から見ただけでわかってしまう計画です。
三条市が優先しているのは、支援を受ける親子ではなく、現場で頑張っている人たちでもなく、現場を利用もしなければ実際の状況とも向き合ったことがない、別の誰かの都合なのでしょうか?そう思われてしまっても仕方ないのではないでしょうか。
間に合わせで選んだ業者の元で、今までの先生方と子どもとの間で築いてきた信頼関係もゼロになるなら、はっきり申し上げますが利用者にとっては何一つ嬉しくない変化です。
滝沢市長は子育て世代の方を向いて下さっていると思っていたので尚更、今回の件は大変落胆してしまいました。
今回の発達支援事業委託の流れを知り、もしかしたら上がってくる計画の中身をあまり精査せず、何となく周りからの雰囲気で決めておられるのかもしれないと感じられ、心配に思った次第です。
発達支援事業を民間委託するにしても、せめて現在の発達ルームのスタッフの雇用が継続されれば、自分たちを含めた利用者の不安は多少は軽くなると思います。今さら難しいことは承知ですが、支援を受けている親子の声としてお伝え致します。
政治的な大人の事情や雰囲気に流されず、それを必要としている人たちにとって本当に必要なものなのかどうかを、実際に利用している市民の方を向いて、市政を行なって下さるようお願い申し上げます。
回答
当市では、地域の障がいのあるお子さんの健全な発達において、中核的な役割を担う機関として、専門的な知識や技術を用い、より質の高い児童発達支援等を行うため、来年4月に児童発達支援センターを開設する予定です。
児童発達支援センターの開設に伴い、現在の子ども発達ルームは来年3月末までとなりますが、児童発達支援センターでは、これまで子ども発達ルームが担ってきた障がい児通所支援事業に加え、市内の障がい児通所支援事業所や相談支援事業所の支援者を対象とした研修会のほか、保護者の方からの相談対応や家族同士の交流支援、子どもの障がいの理解と対応を学ぶ講座の開催などの地域支援事業を行うこととしております。
さらに、作業療法士の資格を持つ職員が小学校等を訪問し、発達面で学校生活に困難を抱える児童に対する支援体制を構築したいと考えております。
これらの役割を果たすためには、多くの専門職の配置やノウハウが必要となることから、現在、運営実績のある民間事業者の選定作業を進めております。
また、子ども発達ルームの職員に対しましては、これまでの関係性を継続していくために、今後の事業内容や雇用面について従前より説明しております。
市としても、今後決定される事業者に対し、職員の継続雇用を要望するとともに、保護者説明会や個別相談の機会を設けるなど、利用者の皆様の不安軽減に努めてまいります。これまでの支援内容などについても、引き継がれるよう対応してまいりますので、御理解いただきますようお願いいたします。
お問合せは
子育て支援課 子ども家庭サポートセンター発達応援室 電話0256-45-1131







更新日:2025年10月24日