小学校のやぎについて(令和7年6月9日回答)

御意見

小学校でやぎを飼育して、どうして親子離れ離れにするんですか?

回答

市内では、笹岡小学校が平成10年より、やぎの飼育に詳しい方の助言を受けながらやぎを育てています。

やぎは、生後3か月になると胃が発達し、母乳以外の食事を始める時期を迎えます。この時期に親と離さないと、乳離れさせることができないほか、雄の子やぎは3か月、雌は5~6か月から交配できるようになるため、親子での交配を防ぐためにも、分けて飼育することが必要です。

さらに、母やぎが持っている病原体(特にヨーネ病など)が、母乳や接触を通じて子やぎに感染させるリスクがあることから、親子を早めに分け、伝染病の感染のリスクを抑えています。

また、子やぎが多頭いる場合、母子間でけんかになったり、授乳の不均衡が起きることがあります。そのため、飼育を分けて人工的に管理する方が、安全で均一な成長が期待でき、人間が子やぎに哺乳を行うことで、飼育しやすくなるというメリットもあります。

こうした理由から、子やぎを親から離して飼育する方法がとられています。

 


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学校教育課 電話0256-45-1112

更新日:2025年06月10日