がん検診の自己負担額ついて(令和7年9月30日回答)
御意見
三条市のがん検診の自己負担額が近隣自治体より倍程度高いことをご存知でしょうか?
例として、三条市の検診は子宮がん2500円、乳がん1900円です。
燕市はワンコインを謳っており、どちらも500円です。加茂市と新潟市はどちらも1000円。見附市は集団検診であれば600円と1200円です。
これから子どもを産み育てていこうという女性とその家族にとって、がん検診に対してのハードルが高いのではないでしょうか?
本日乳がん検診を受けました。会場におられる方の多くは高齢者で、もっとも発症が多いといわれる40代の方はほとんどおられませんでした。たまたまかもしれませんが、会場の方の説明を聞きながら、コア世代でがん検診を受けられる方が少ないことを不思議に思いました。
学生時代を過ごした都会の市では、2年に1回子宮頸がん検診の案内が健康診断の案内とは別に届きました。費用も500円程度で、学生や新社会人でも負担感なく受診できました。
市長が自己負担額の格差をご存じなのか、ご存じなのであればどう考えておられるのか、興味が出てこちらにお便りした次第です。純粋に自治体ごとに差が倍近い理由にも興味があります。
回答
県内の各自治体は、がん検診を含む健(検)診業務を、公益財団法人新潟県健康づくり財団に委託しており、検査内容と健(検)診単価は県内で統一されています。
健(検)診の自己負担額については明確な基準がなく、各自治体が独自に設定しています。当市では、国民健康保険法の「一部負担金の割合」を参考に、健(検)診単価の概ね3割を自己負担額の目安として設定しています。
しかしながら、公益財団法人新潟県健康づくり財団が、物価高騰や賃金引上げ等の社会的背景を踏まえ、令和7年度から健(検)診単価を引き上げたことにより、自己負担額の割合が3割を下回るものが多くなることから、当市では受益者の公平負担の観点から、自己負担額の見直しを行いました。
他市においても、医療保険の自己負担などを参考に健(検)診単価の概ね3割程度を目安としているところが多いですが、多くの自治体で見直しが行われていないため、当市との自己負担額の差が大きいと考えられます。
値段と受診率の相関関係は、現時点で把握していませんが、今後とも受診しやすい制度になるよう努めます。
お問合せは
健康づくり課 健診係 電話0256-34-5443







更新日:2025年09月30日