中度・軽度難聴児に対する補聴援助システムの助成について(令和3年7月14日回答)

御意見

軽度、中等度難聴児(障がい者手帳がない難聴児)は支援(検討)していただきたいことがたくさんあります。

軽度、中等度難聴児の子どもたちは親が困り具合に気づくまで、時間が掛かります。我が子の困り具合が分かるようになってきたのが、年少の終わり頃でした。

伝えた言葉がうまく伝わり切れてない。とっさに言われた言葉に反応できない。似ている言葉を聞き間違える。体育教室では、先生が集合と言っても、我が子だけ気付けず、一人だけ他のことをしているのを見て、胸が締め付けられます。

聾学校の先生方から補聴器援助システムを薦められましたが、あまりにも高額で、兄弟そろって障がい者手帳の無い難聴児のため、補償が無く金銭面での負担でも頭を抱えております。

補聴器援助システム(ロジャー)は、送信機、受信機合わせて195,800円です。これは補聴器に受信機を付け、話し手が送信機を首に下げることで話し手から離れていても声を補聴器に届けるため、よりはっきりと聴こえるようになります。それだけでなく、タイムラグが軽減し、健聴児と変わらず生活を送ることができます。

普通学級へ進学すれば、先生方は黒板に向かって話をするときがあるため、援助システムを付けることで聞き逃しや不十分な情報が聴こえるようになり、勉強の遅れを防ぎ、子どもの自信につながります。グループでの話し合いでは、テーブルの真ん中に援助システムを置くことでみんなの声を拾うことができ、誰が何を話しているのか対面だけでなく、斜め席での聴こえに対する不安を軽減させる効果があります。家庭内では、テレビやステレオの前に置くことでボリュームを上げることなく過ごせ、車内でのやり取りだと会話がスムーズになる手助けをしてくれます。

隣の新潟市には、軽度中等度難聴児に対する補聴器援助システムの保証があり、1割負担で購入できます。

是非、私たちが住む三条市でも御検討ください。

回答

今回の御要望を機に、事業内容について再検討し、中度・軽度難聴児の療育の充実と保護者の経済的な負担の軽減を図るため、助成対象に補聴援助システム受信機の購入と補聴器の修理を新たに加え、令和3年7月9日から適用することにいたしました。

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更新日:2021年08月18日