2 亜塩素酸水ミストでのウイルス除去システム及びアルコール消毒について

時下の感染症対策につきましては迅速正確なご対応と感謝致しております。しかしながら、一点、不安に思う点があり、申し上げます。

4月1日ケンオードットコム記事に、「市で亜塩素酸水ミストでのウイルス除去システム導入」とありました。

http://www.kenoh.com/2020/04/01_jokin.html

また、自分で確認していないので真偽は不明ですが、市の施設の一部に於いて、アルコール以外の消毒液を手指消毒用に配置しているところがあるとの話を聞いております。(ただのウワサであるならよいのですか)

これらについて、科学的な根拠、所見に基づいているものを適切に配置しているのかどうか、不安に思っています。如何でしょうか？正しく検証されたものですか？(根拠は下記に示す通りです)

消毒用アルコールが不足の中、少しでも対策をというお気持ちはあろうかと思いますが、効果のないことを実施して安全だと思い込むのは非常に危険です。実施するならば科学的な裏付けが必要です。信頼できる専門家にアドバイスを受けて対策していただきますようお願い申し上げます。

(記)

「政府は10日の閣議で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、品薄となっているアルコール消毒液の代わりに使われることのある「次亜塩素酸水」について、「現時点では手指の消毒に活用することについての有効性が確認されていない」とする答弁書を決定した。」

毎日新聞より

https://www.google.com/amp/s/mainichi.jp/articles/20200410/k00/00m/040/175000c.amp

専門家による次亜塩素酸水の解説

https://researchcovid19.wordpress.com/2020/03/28/%E6%AC%A1%E4%BA%9C%E5%A1%A9%E7%B4%A0%E9%85%B8%E6%B0%B4%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E3%81%AE%E8%A7%A3%E8%AA%AC/

また空間除菌製品については、消費者庁からも注意喚起が出ております。

https://www.caa.go.jp/notice/entry/019228/

＊令和2年4月30日回答

現在、三条市役所においては、新型コロナウイルスの感染予防のために、感染のリスクが高まる3条件（密閉、密集、密接）の回避や、手洗い、咳エチケットの励行などを実施し、入り口等にお客様用のアルコール消毒液を配置しているところです。

その中で、全国的なアルコール消毒液の品薄状態を受けて、臨時的な措置として亜塩素酸水を手指消毒や空間除菌に使用しているものです。

現在、専門的な知見を有する独立行政法人製品評価技術基盤機構が、国からの要請を受けて、アルコール以外の消毒方法についての実証試験をされており、市としましては、引き続き情報を収集しつつ、有効性が確認されたものがあれば確保し、順次交換してまいりたいと考えております。