2 部活動について

御意見

先生の長時間労働の主な原因としてあげられる部活動について、今年度から働き方改革の一環として平日の部活動時間が短縮され、週2回お休みになりました。

お忙しい先生方の御苦労もよくわかります。しかし働いているのは保護者も一緒です。先生の働き方改革とともに保護者の負担の軽減も実施してください。多様化する家庭環境の中で、部活動には保護者の送迎が必須、当番制で付き添いやお茶当番があるのは負担が大きいと思います。

原則、日曜日は大会やコンクール以外は休みにしてください。

先生方が一生懸命していただいているのはありがたいのですが、親子共々、休息も必要です。練習によっては迎えの時間が繰り上がったり、予定通りとならない時が多いので、家に一旦帰った時はすぐに行けるように待機したりしなければなりません。精神的な負担になっています。

平日より週末も余暇時間や勉強時間をしっかりと確保させてください。個人的には日曜日の学びのマルシェに参加させたいですが、休むと悪い気がしてできません。産業カレンダーでも日曜日は休みなので、土曜日より日曜日がいいと思います。祝日の練習についても検討していただきたいです。

送迎は、原則乗り合い禁止が良いと思います。

他県で送迎時の事故が増えています。同乗していた友人を負傷以上にさせた場合、怪我自体は保険で補えても、今後の交友関係等に影響してきますし、加害者の精神的な負担は大きくのしかかります。

また「保護者の車である以上、学校は、自賠法上の運行供与者には該当しない。使用者にもあたらないので、学校側の責任はなかなか難しい。」という専門家のコメントも記事で読みました。保護者会活動の一つと見なされるからでしょうか。

原則、1年生は部活動に入部することになっていて、入った先で子どものために送迎を一生懸命されている保護者に対して大きなリスクとなるのではないのでしょうか。子どもの送迎は、保護者の管理下という認識があっても、その先実際万が一のことがあった場合にどうなるかまで承知して送迎されている方は何人いるのでしょうか。

現在行われている部活動の乗り合いの送迎の在り方を改めて、プロの運転手による送迎、バスやタクシー、デマンド交通等の乗り合いを推奨し、送迎等に補助金を付けて保護者の負担を軽減してください。また、送迎を伴う練習や練習試合を月最高2回くらいまでとし、それ以外は生徒が自力で通える学校等での活動にしてください。

全ての子どもたちに対する支援をしてください。

部活動は学校教育の一貫ですので、家庭環境によって不公平があってはならないと思います。学校からも1年生は原則部活に入部することが決められているので様々な御家庭事情があるはずです。保護者が送迎できないから子どもに入部を諦めさせることになってしまう=人数が集まらない原因になっているとも思います。部活動を通して勉強以外でも社会性を広げるなど、机上では学べない良い経験ができるので、多くの子どもたちに参加してもらいたいです。

上を目指す子どもたちのための場の提供を検討ください。

部活動短縮のため練習ができず、もっと練習や上を目指したいと考える生徒さんや、応援・送迎を積極的にされたい保護者の方もたくさんいらっしゃいます。週末は市主導で、スポーツ少年団の枠組みを広げた市内の小中高校までの一貫した指導練習会を立派な市の施設で開催して受け皿を作っていただきたいです。例えば、市や各協会のクラブチームで小学校から成人まで幅広く練習できる環境を整備するなど。

文部科学省の改革方針によると2023年からは段階的に地域や民間団体に移行していくみたいですが、三条市では是非今年度後半から取り組んでもらいたいです。

 

三条市はサンキッズ子育てを推奨されています。大きくなって中学生になっても保護者の支援が必要な時代なのです。手が足りません。自治体として子育てしやすい都市を追求していただきたいです。

回答

まず、部活動の休養日につきましては、平日1日以上、週休日等1日以上の週当たり2日以上設けることとしている中で、学校行事や施設の空き状況等を踏まえて活動日及び休養日を調整しており、休養日を一律日曜日に限定することは活動の縮小につながるため行いません。

また、祝日についても当規定に則った対応を続けつつ、休養日の確保については引き続き各学校に徹底させてまいります。

 

次に、送迎の乗り合いにつきましては、校外活動ではなるべく公共交通機関又は借上げバス等を利用することとしているものの、保護者同士の話合いにより当番制で送迎される際は、万が一の時のために保険に加入いただくよう勧めるとともに、実施頻度については保護者の過度な負担にならないよう十分に配慮するよう改めて各学校に伝えてまいります。

 

続いて、全ての子どもたちに対する支援につきましては、部活動は教育活動の一環で、生徒の自主的な参加により行われることが基本で、送迎ができない等の家庭の理由で、生徒が参加を我慢することの無いよう配慮が必要です。

そこで、入学説明会での部活動紹介の際に、送迎の有無等を含めた各部の状況を保護者に説明するとともに、不安のある方は顧問等に気軽に相談いただける体制を整えるよう各学校に伝えてまいります。

 

最後に、上を目指す子どもたちへの場の提供につきましては、年代を越えた一貫した活動は陸上競技等いくつかの競技において既に取組があります。

また、さんじょう一番星育成事業において高い資質と意欲を兼ね備えた子どもたちの才能を伸ばす環境整備の支援を行っているほか、専門知識を持つ社会人を部活動指導補助者として派遣する部活動の支援も行っているところです。

 

今後も引き続き、子どもたちが安全に最大限の学びができる環境整備に努めてまいります。

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更新日:2020年11月11日