31 卒業式について(2)

御意見

先日24日(火曜日)執り行われた一ノ木戸小学校卒業式に参列してきました。全学年を含めた卒業式は危機管理上良いことではないと再三再四警告してきましたので、実際はどうだったのかを報告したいと思います。

感染リスクを高める大規模イベントなどで言われる3つの条件ですが、一つずつ事例を交えながら卒業式の状況を説明しようと思います。

「換気の悪い密閉空間」、「人が密集している」、「近距離での会話や発声が行われる」

「換気の悪い密閉空間」まず換気に関してですが、非常に徹底されていました。式典での換気に関しては素晴らしかったです。一定時間を計測しながら定期的に換気がなされていました。教室に関してはよくわかりませんでした。

「人が密集している」人の密集についてですが、これはもう750人もいれば避けることはできません。正直対策としては人数を減らすしかないと感じました。

子供たち、大人が間隔をあけて座ることは不可能でした。ギッチリといったところです。

「近距離での会話や発生が行われる」 会話、発声も正直750人いれば避けることはできません。大人は式典ばかりに目が行きますが準備の段階、終了後子供たちが大声で話したり、マスクをしていない先生達も生徒達に指示を出したり、マスクをしていない保護者も近距離で会話をしたりと、このような式典において会話を防ぐことは不可能と感じました。また式典が終わった後のホームルームでもマスクをしていない先生が多数で生徒たちと大きな声でふれあったり、子供たちも普段通りに仲間と遊んだりしていました。もちろんマスクをしている生徒、先生、保護者、混在していました。これらを見たときに、式典後の記念撮影、ホームルーム無しで切り上げる自治体学校がある理由がよく分かりました。正直、もっときちんとマスクの携帯を徹底すれば良いのではないかと感じました。

学校の対応として私が非常に気になった点を挙げたいと思います。

受付に行った際、受付から保護者に対して手の消毒に対する要望は一切ありませんでした。おもむろに廊下に消毒液が置いてあるだけで、消毒する人、しない人まばらでした。遊園地やアミューズメントパークのように、消毒業務(一人一人の手に入り口で吹き付ける)専属の人を配置する工夫は必要と感じました。そして何よりびっくりしたのがマスクをしてない人の多さです。学校に聞いたところマスク着用などのアナウンスは無いと。現在マスクの市販品は探すのすら困難な状況です。ですので三条市が式典を今までと同じように執り行うと決めたのであれば、市が備蓄するマスクを各学校に配布して、マスクをしていない先生、生徒、保護者、に着用してもらうようにするべきではないかと思います。保護者に対しては受付でマスクの有無を聞いて、無い人には差し上げるなどの策を講じたほうが良いと感じました。

ところで、学校が普段通りに再開されるということですが、換気は通常の教室でも徹底してほしいです。各休み時間ごとに換気をするなどガイドラインを設けてください。

又、登校後、お昼前、下校前に必ず石鹸で手洗い、うがいをする習慣を徹底してほしいです。出来ることならば、全児童、全先生にマスクの携帯をさせてほしいと思います。

卒業式は本当に素晴らしい式でした。学校をはじめ、生徒、PTA、自治体がなんとか式典を完成させようと必死なのが痛いほど分かりました。ほんのわずかな時間しかない中で本当にみごとに式を執り行ったと思います。

今後のことですが、入学式、その後の大規模行事は、人数を減らす事が出来ないのでしたら、上記に書いた対策をしっかりと策定し、各学校にそれらを徹底させてください。そして三条市の対策モデルが全国のモデルになるように実行してください。

尚、卒業式の写真を1枚添付しておきます。やはり一ノ木戸は大規模校で人数が多いんですわ。こんな卒業式があったものだと笑って終われるように早くこのコロナウイルス騒動が収束してほしいものです。

これからも市政、行政に関しては厳しい目を持って接していこうと思います。ご拝読有難うございました。

回答

*令和2年3月31日回答

御指摘の一ノ木戸小学校の卒業式は、国が避けるべきとした「密閉空間」「密集場所」及び「密接場面」が同時に重なった場を作らないということに特に配慮した上で実施いたしました。

その上でマスクにつきましては、希望される方に対して会場の受付等において配布し、手の消毒につきましては、登校時に児童に呼び掛けを行ったほか、保護者と来賓に対しては控室と会場入口の3か所に表示とともに消毒液の設置を行いました。

入学式の実施に際しましては、卒業式と同様の取組に加え、24日付けで文部科学省から示された「新型コロナウイルス感染症に対応した学校再開ガイドライン」を踏まえ、マスクの着用等を含む咳エチケットの徹底や大規模校においては在校生の参加人数の調整を行うなどの対策を講じた上で実施することとしております。

今後の通常の授業におきましても、文部科学省が示したガイドライン等を参考に、子どもたちが安心で安全な学校生活が送れるよう努めて参ります。

 

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更新日:2020年05月08日