31 体育文化会館のマルチスタジオについて
御意見
一つ私から三条市様が運営しております体育文化会館の施設利用料金について、考えをお聞きしたい事があります。
マルチスタジオ1~3の音楽練習ができる部屋についてなのですが、1時間200円となっております。
結論から言うと、この値段、破格すぎて他のスタジオ運営している方全員が困っていると言う話です。
通常民間であれば土地、建物、スタジオ建設費、機材購入費、電気代金、ドラムなんかはヘッドと呼ばれる皮の部分やシンバルなんかは割れますし完全に消耗品となる為、相場的な話をしますと1時間1500円前後でやっとなんとか人経費確保と税金を納める事ができる最低ラインの金額と考えております。
所がこの度、三条市様で税金を投入して1時間200円と言う価格設定をされている訳で、この金額でスタジオ運営されてしまいますと民間スタジオは全く太刀打ちできない事態となります。
そんな中、三条市の青山リハーサルスタジオさんは、つい先日、三条店を閉める事態となりました。
それだけでは御座いません。
実は私の会社でも空きスペースの有効利用と考え、今年中旬にレンタルスタジオを建てて、営業開始する為、昨年暮れに会社登記 定款を書き換え、レンタルスタジオ製作の準備を始め、一部材料も購入済となっていたのですが、この200円スタジオの話を聞いたので、私たちの力では全く太刀打ちできないと判断し、計画を中止しました。
これが三条市民だけの特権であれば私たちも口出す事でも無いのですが、3人バンドのメンバー全員が燕市の住民です。
三条市に税金を納めていない燕市民もこの金額で利用可能との事で、実は2度ほど利用させていただきました。
利用させて頂いているにも関わらず、こんな話で申し訳ございませんが、民間では間違いなく赤字どころでは無いあり得ない金額です。
体育館や会館の様な大きな施設は民間での運営は厳しいでしょうし、大いに税金投入して盛り上げて頂ければとは思うのですが、
民間が頑張って運営している様な分野に税金投入して、運営されてしまうと、それで頑張っている企業は本当に困るのです。
中国製品等がこの辺の仕事を圧迫するのと似た感じと思いますが、それでも中国製品はそれでちゃんと利益を上げて成り立っているものなので単に日本の力不足ともいえるかも知れませんが200円スタジオに関しては、その次元ともかけ離れた破格な値段です。
例えば、何とか一生懸命500円でラーメンを提供している店があって、その少ない売り上げからなんとか税金を払い、ギリギリで店を続けているのに、突然三条市が原価100円のラーメンを80円で売り出した様な話に私は思うのです。
それも、三条市民の特権であれば私は口出す義理はないのですが、誰でもウエルカムなのも問題と思います。
その辺をどうお考えなのか国定市長の意見をお聞きしたくてメールさせて頂きました。
回答のほどよろしくお願い致します。
回答
当市の公共施設の利用料金は、光熱水費等の施設の管理運営に要する経費の一部を利用される方に御負担いただく受益者負担の考え方に基づき、各室の面積などから算出しており、物品等の資産に係る減価償却費は含まないものとしております。
このため、体育文化会館につきましては、マルチスタジオにドラムセットやギターアンプ等の備品を設置しておりますが、1時間200円の利用料金のみを御負担いただくことで、施設に設置してある備品を含めて気軽に御利用いただけるようにしており、多くの方が音楽や楽器に親しんでもらえるものと考えております。
このことから、利用料金については変更する予定がございませんので御理解いただきますようお願いします。
また、当市では燕市を始めとした近隣市町村と公の施設の相互利用協定を締結しており、市内公共施設は市内外を問わず御利用いただけることとなっております。
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更新日:2020年05月08日