国登録有形文化財(建造物)「三条市歴史民俗産業資料館(旧武徳殿)」
三条市歴史民俗産業資料館(旧武徳殿)の国登録有形文化財登録について
昭和10年に武徳殿として建てられ、公民館などとしても使用されてきた歴史民俗産業資料館の建造物が、重厚で厳粛な雰囲気をもつ、武徳殿建築の好例として、国の文化財登録原簿に正式に登録され、三条市内の建造物で初めて 国登録有形文化財になりました。
三条市歴史民俗産業資料館(旧武徳殿)建造物の概要
1 名 称
歴史民俗産業資料館
2 登録年月日
原簿記載:平成21年8月7日 (登録番号 第15-0311号)
官報告示:平成21年8月25日付け文部科学省告示第159号
3 所在地
新潟県三条市本町三丁目990番地1
4 建築年代
昭和10(1935)年(但し裏玄関は昭和24(1949)年)
5 構造及び形式
木造平屋建、瓦葺(かわらぶき)、登録文化財該当部分面積674平方メートル
6 特徴・評価
武徳鍛錬の場の形式を残す施設 〜重厚で厳粛な雰囲気をもつ、武徳殿建築の好例〜 三条市の市街地に、東面して建てられています。 木造平屋建で、旧武道場を中心に、西北に旧弓道場、東南に 旧貴賓室が設けられています。 旧武道場は千鳥破風 (ちどりはふ)付の入母屋造桟瓦葺(いりもやづくりさんがわらぶき)で、周囲に下屋庇 (げやびさし)をまわし、正面に唐破風造(からはふづくり)の玄関、北面に裏玄関があります。 武徳殿の典型的な形態を伝えています。
7 登録基準
国土の歴史的景観に寄与しているもの
8 その他
設計は東京の木田組、施工は三条市内の高野熊次郎(PDFファイル:113.3KB)
三条市歴史民俗産業資料館(旧武徳殿)の国登録有形文化財への登録答申について
国文化審議会は、平成21年6月19日(金曜日)開催の同審議会文化財分科会の審議・議決を経て、歴史民俗産業資料館(旧武徳殿)の建造物を国登録有形文化財に登録するよう文部科学大臣に答申を行いました。 三条市内の建造物で初めて国登録有形文化財に登録されることになります。
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更新日:2024年10月03日