三条市指定有形文化財「諸橋轍次博士生家」

三条市指定有形文化財「諸橋轍次博士生家」

名称・指定区分・種別
名称 指定区分 種別
諸橋轍次博士生家 建造物
所在地・指定年月日・備考
所在地 指定年月日 備考
三条市庭月 平成17年5月13日  
■説明文
    諸橋家は、大面組(栄町)で大庄屋を務めた名家です。博士の父安平は、庭月に分家した兄清次の死により、その後を継ぎます。明治19年、長野校校長になったのをはじめ、私塾の設立や学校教育の充実など、40年にわたる教育活動に心血をそそぎました。
    轍次博士は10人兄弟の次男として幼い時から学問を修めます。現在、文化財として保存されている生家は、明治27年、博士が12歳の時大改修が施されたもので、当時としては2階建のモダンな造りでした。この時の資材や人夫等はすべて地元民の奉仕で行われ、44坪を8か月かけて完成したものです。このことは、地元が諸橋家に寄せる敬慕の念のあらわれとみることができます。近年補修工事が行われ、屋根は現在ほとんど姿を消した杉皮葺に玉石を載せる、旧来の姿を復元しています。

【遠人村舎】
    もと東京・西落合の諸橋邸に建てられていた茶室です。かつて世界的な偉業である「大漢和辞典」の編纂所として、原稿が山と積まれた、博士の仕事場でした。平成8年8月、もとの静寂で優雅な茶室に戻った建物として、生家脇に移築されています。

 

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更新日:2019年05月20日