冬の交通事故防止運動
12月11日(木曜日)~20日(土曜日)に、冬の交通事故防止運動が実施されます。
この期間は、「止まって!横断歩道キャンペーン」の重点取組も行います。
冬は交通事故が起こりやすい季節です。
交通事故を起こさない、交通事故に遭わないように、次のことに気を付けましょう。
スローガン 『 冬の道 慌てず急がず 安全運転 』
1 横断歩行者の交通事故防止 ~「渡るよサイン」の活用~
ドライバーの皆さんは早めにライトを点灯しましょう!
〇 新潟県内の12 月の日の入り時刻は、おおむね午後4時30 分頃です。
「暗くなってきた。」と感じるタイミングは人によって異なります。
歩行者や他の車に自分の存在を知らせるためにも、日の入り前からライトを点けることが大切です。
また、ハイビーム(上向き)とロービーム(下向き)はこまめに切り替え、横断歩行者等の周囲の状況を早めに把握するように心がけましょう。
最近はオートライト機能付きの車も増えています。
日の入り時刻が近づき、薄暗くなってもオートライトが点灯しない時は、手動で点灯させましょう。
歩行者の皆さんは、明るい服装と夜光反射材を身につけましょう!
〇 冬の新潟県は、日照時間が短く、さらに降雪によってドライバーの視界も悪くなりがちです。外を歩く時は、明るい色の服装を心がけ、タスキ等の夜光反射材を身に着けましょう。
また、防寒着にあらかじめ反射材がついているタイプを選んで着るのも効果的です。
〇 道路を横断する時は、「渡るよサイン」(※)で周囲に道路横断の意思を示すとともに、横断前に左右の安全確認はもちろん、横断中も車が近づいて来ないか確認しましょう。
(※渡るよサインとは、手を上げる、目で合図を送る等、歩行者がドライバーに横断意思を伝える様々な動作の総称を言います。)

2 飲酒運転の根絶
飲酒運転は重大な犯罪です!
〇 令和6年中、飲酒運転による交通事故で最も負傷者が多かったのは12 月でした (下図参照)
年間を通して見ると、飲酒運転による人身事故は35 件発生し、負傷者は43 人、死者は1人でした。この結果からもわかるように、依然として飲酒運転による悲惨な交通事故は後を絶ちません。
「飲酒運転はしない、させない」を合言葉に、一人ひとりが飲酒運転の根絶に向けた取組を徹底しましょう。
〇 また、二日酔いの状態で車を運転することも飲酒運転に該当します。
アルコールは簡単には体内から抜けません。適正な飲酒を心がけ、もし「朝、体調が優れない」等の違和感があった場合は、車の運転を控えましょう。

3 冬道の安全走行
時間にゆとりをもって運転しましょう!
〇 冬の道路を運転する際に大切なのは、スピードを出さないことです。
道路に積雪がある場合はもちろん、積雪が無い場合でもブラックアイスバーン(※)の可能性があります。
また、日頃から天気予報等で情報を収集し、「大雪」や「気温の低下」等の予報の場合は、普段より時間に余裕をもって行動できるよう準備しましょう。
(※ブラックアイスバーンとは、一見するとアスファルトが濡れているだけのように黒く見えているものの、実際には表面が凍結している路面のことです。)
〇冬道走行のポイント
1 出発前の準備
車の屋根やボンネットなどに積もった雪は必ず下ろしましょう。
また、窓ガラスが曇ったままの走行は大変危険です。
窓の曇りが完全に取れてから運転をしましょう。
2 スリップを防ぐ
車をスリップさせる主な原因は、「速度超過・急発進・急ブレーキ・急ハンドル」です。
冬道では、普段走り慣れた道でも、普段と同じ速度で走行すると、「曲がり切れない」、「止まれない」等といった危険に直結します。
また、わだちにハンドルを取られ驚いて急ハンドルを切ることも車をスリップさせる大きな要因です。
3 交差点や横断歩道手前での注意
交差点や横断歩道付近では、周囲の状況に十分注意し、車間距離をしっかり確保しましょう。
他車の急ブレーキや割り込みにより、追突やスリップ事故につながる危険があります。
また、降雪や積雪により視界が悪くなるため、横断歩道標識等を早めに発見し、歩行者の有無の確認を徹底しましょう。
4 こまめな給油
冬は、暖房やガラスの曇り取り等の使用により、ガソリンの消費が増えがちです。
長距離走行や高速道路の利用時、あるいは立ち往生等の非常時に備え、常に燃料残量を確認し、こまめに給油することを心がけましょう。
5 冬用装備品に点検
冬道を安全に走行するためには、スタッドレスタイヤの装着は必須ですが、タイヤチェーンの準備も行えば、さらに望ましいです。
バッテリー・ワイパー・ウォッシャー液の補充等、日頃から車両の点検も心がけましょう。

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更新日:2025年12月11日