灯油などの油漏れ事故にご注意ください
油が河川に流れ出ると、水質汚染、農業・漁業への被害、水道の断水などが発生するおそれがあります。特に冬場は、ホームタンクからの灯油の流出事故が多発しています。
ひとたび事故が起こると、その油の回収・処理に多くの時間と費用が必要となり、原因者が高額の費用負担をしなければならなくなる場合もあります。
令和5年度は、市内で20件の水質汚濁・流出事故が発生しました。その原因の多くが、灯油ホームタンクからポリタンクへ小分けしている途中でその場を離れ、ポリタンクから灯油が溢れて流出するケースです。
灯油を取り扱う際は十分に注意するようお願いします。
灯油を漏えい・流出させないための心得
1 ホームタンクからの小分け中は絶対にその場を離れない。
2 給油後は、ホームタンクのバルブを確実に閉めたかどうか確認する。
3 屋外ホームタンクの周囲はこまめに除雪する。
4 定期的にホームタンクや配管を目視で点検し、激しい腐食や漏れがないか確認する。
5 落雪や除雪時の配管の損傷に注意する。
6 万が一に備え、防油堤や自動給油停止装置を設置する。
もし流出事故を起こしてしまったら・・・
1 すぐに元栓を締め、灯油の流出経路へ新聞紙やタオルなどで外部へ流れ出ないよう応急処置をする。
2 側溝に灯油が流出した場合は、可能な場合、新聞紙、布等でせき止める。
3 燃えやすいものや火気に十分注意する
4 下記機関に連絡してください。どこに連絡された場合でも、それぞれが相互に連絡を取り合い対応します。
・三条市市民部環境課 電話番号:0256-34-5574
・三条市消防本部 電話番号:0256-34-1111(119番)
・新潟県三条地域振興局健康福祉環境部環境センター環境課 電話番号:0256-36-2231
【注意!】次のことは絶対にしないでください。
1 水で灯油を洗い流す。(広範囲に灯油が流出するおそれがあります。)
2 いわゆる「中和剤」や油処理剤、家庭用洗剤は使わないでください。
(油が分解されるわけではなく、水道水の水質や水生生物へ影響を与えるおそれがあります。)
関連リンク
• 油が川などに流れる事故の防止を呼びかけています!(新潟県環境局環境対策課のホームページ)
啓発マンガ等により、注意を呼びかけています。
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更新日:2024年10月11日