中華人民共和国・重慶市・巴南区(はなんく)の紹介
巴南区について
中国西南部、長江上流の四川盆地にある巴南区は、総面積1,825平方キロメートル、総人口106万人で、中国西南部の経済中心都市である重慶市の中心地区の1つです。巴南区の歴史は古く、およそ3000年前の周時代から巴国として栄えていました。長江が南北60キロメートルに渡って流れ、美しい景観や豊富な温泉資源にめぐまれており、温泉やリゾート地としても有名です。近年では、自動車・オートバイク、PC製造などの基幹産業のほかITや生物医療などのハイテク産業にも力をいれており目覚ましい発展を遂げています。三条市と巴南区は、経済・文化の交流を通じて相互理解と協力関係を深めています。
友好都市提携年月日
令和元年(2019年)6月5日
基礎データ
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面積: 1,825㎢
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人口: 130万人
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気候:亜熱帯性気候で年平均気温18℃、最低気温-1℃、最高気温40℃
夕焼けに照らされる李家沱大橋

長江にかかる魚洞長江大橋
歴史
古い町並みが残る豊盛古鎮
巴南区が正史に現れるのは周代の頃で、起源前11世紀から前4世紀までは「巴(は)」として知られ、戦国時代の紀元前316年に秦(しん)に滅ぼされ、秦36郡の1つ「巴郡(はぐん)」となりました。
三国志の時代、劉備の「蜀(しょく)」は有名ですが、四川盆地の青銅器文化を成都周辺の蜀(しょく)とあわせて巴蜀文化(はしょく)と言われています。561年南北朝の北周により「巴県(はけん)」と改称され、その後その呼称が踏襲され、1994年「巴県」から「巴南区」に昇格し現在に至ります。
巴南区との交流
提携の経緯
平成27年に中国駐新潟総領事館から経済交流先として紹介を受け、代表団の視察など交流を行っていました。平成30年に巴南区から三条市と友好都市を提携したいとの提案を受けたことから、両市区で協議を重ね、令和元年6月に友好都市提携に至りました


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更新日:2021年03月15日