石綿セメント管と水道水の健康への影響について
石綿(アスベスト)の吸入による健康被害が全国的に問題となっていますが、石綿セメント管を通過した水道水による健康影響については問題ありませんので、安心してご利用ください。
石綿セメント管(アスベスト管)を通過した水道水の飲料摂取における健康にあたえる影響については、厚生労働省健康局水道課から次のような見解(平成17年7月13日)が示されています。
石綿セメント管を通過した水道水の健康影響
- 平成4年(1992年)に改正した水道水質基準の検討時にアスベスト(石綿)の毒性を評価したが、アスベストは呼吸器からの吸入に比べ経口摂取に伴う毒性はきわめて小さく、また、水道水中のアスベストの存在量は問題となるレベルにならないことから、水質基準の設定を行わないとした。
- 世界保健機関(WHO)が策定・公表している飲料水水質ガイドラインにおいても、飲料水中のアスベストについては、「健康影響の観点からガイドライン値を定める必要はないと結論できる。」としている。
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更新日:2019年02月20日