夏季イベントの開催における熱中症対策について
夏季のイベントを開催するに当たっては、責任者を決めた上で、熱中症の発生に備えた「発生を防ぐ対応」と「発生後の対応」の2つの対応が必要です。熱中症による生命の危機から身を守るためには、暑さ指数を活用しながら、早めに思い切った対策を取る必要があります。
熱中症の発生を防ぐ対応
三条市が開催、共催する夏季のイベントの開催においては、次のとおり熱中症対策を行います。(イベント例:夏祭り、スポーツ大会など)
市内の団体が行うイベントについても、この取扱いについて御配慮をお願いします。
暑さ指数の活用(参考:熱中症予防のための運動指針)
「予測値が31℃以上に達している場合」
イベント開催時間帯に暑さ指数の予測値が31℃以上となる時間帯がある場合には、開催時間の変更や短縮など、その時間帯を避けて運営することを検討する。
開催時間の変更や短縮などの対応をした場合でも、暑さ指数の実況値を確認しつつ運営し、実況値が31℃以上となった場合には、やむを得ない状況を除き、速やかに一時中断や中止とする。
「予測値が31℃以上に達していない場合」
予測値が31℃以上とならない場合でも、実況値を確認しつつ運営し、実況値が31℃以上となった場合には、やむを得ない状況を除き、速やかに一時中断や中止とする。
なお、あらかじめ参加者等に対し、一時中断や中止の場合があることを周知した上で実施する。
イベント開催時を開催する場合の対策(参考:夏季のイベントにおける熱中症対策ガイドライン2020)
- 体調不良の方は参加を控えるよう事前に周知
- イベント中は水分・塩分補給を定期的に行うよう周知
- いつでも飲める飲料の準備、自動販売機の欠品防止
- 屋外の会場におけるテントや傘等による日陰エリアの提供
- 傷病者のための給水・救護施設の設置
- 施設(給水所、自販機、休憩所、救護所)の分かりやすい表示やアナウンスの実施
- 体調不良者に対応できるスタッフの配置と役割分担の明確化
- スタッフへの応急処置方法の周知
〈参考〉
テレビやラジオ等で放送される「熱中症警戒アラート」「熱中症特別警戒アラート」は県全域を対象として発表されます。三条市内の暑さ指数の予測値・実況値とあわせて、熱中症予防の参考にしてください。
・熱中症警戒アラート:新潟県内の暑さ指数観測地点27か所の1か所以上で熱中症の危険性が高くな
る(暑さ指数33以上)と予測される日に発表
・熱中症特別警戒アラート:新潟県内の暑さ指数観測地点のすべてで熱中症の危険性が高く、過去に
例のないほど危険な暑さになる(暑さ指数35以上)と予測される前日に
発表
暑さ指数とは
人体と外気の熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい(1)湿度、(2)日射・輻射(ふくしゃ)などの周辺の熱環境、(3)気温の3つを取り入れた指標です。
環境省では、予測値を今日、明日、明後日の3日間の状況を1時間ごとに更新し、また、実況値については、当日の実際の状況を公表しています。
「暑さ指数の確認方法」
暑さ指数の予測値及び実況値については、環境省の「熱中症予防情報サイト」の地点を「北陸−新潟−三条」に選択して確認してください。
環境省熱中症予防情報サイト(https://www.wbgt.env.go.jp/)
〈参考〉熱中症予防のための運動指針
出典:公益財団法人日本スポーツ協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」https://www.japan-sports.or.jp/Portals/0/data/supoken/doc/heatstroke/PART3_heatstroke_0531.pdf
熱中症の発生後の対応
熱中症の症状と重症度
熱中症の応急処置の方法
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更新日:2023年05月08日