きれいな水ができるまで

水はこのようにしてつくられます

蛇口をひねればいつでもきれいな水がでてきますが、川から取り入れた水は、そのままでは飲み水として使えません。
浄水場という“水をきれいにする施設”をとおして、消毒したうえで、はじめて各家庭や学校・工場・病院などに送り届けられます。
私たちの生活に欠くことのできない水道は、このようにそのほとんどが川を水源としています。

いつまでも、みんなが安心して飲めるように、きれいな川を大切にしましょう。

 

(注意)水質検査結果については、下記のページをご覧ください。

三条地区

浄水場から家庭での水ができるまでのイラスト
小山の麓の緩速ろ過池の写真

緩速ろ過池

大崎浄水場で「きれいな水」ができるまで

篭場取水場

清流五十嵐川が水源です。川床に埋設された410メートルの集水埋渠管から取水する伏流水を原水としています。原水は、取水ポンプで800メートルくらいの距離がある大崎浄水場まで導水管を通って圧送されます。浄水場で2種類の浄水処理方式により、浄水となります。

「きれいな水」ができるまで

「きれいな水」ができるまでの工程表

  緩速ろ過方式 急速ろ過方式
1

着水井

取水場から圧送された原水の水圧、水量を調整し、7池の緩速ろ過池へ配分します。

着水井

取水場から圧送された原水の水圧、水量を調整し、後続の浄水処理工程を容易にします

2

薬品混和池

原水に凝集材等の薬品を注入し、攪拌機を用いて短時間に十分混和させます。

3

フロック形成池

原水中の微小な濁質等をフロックに凝集させて、沈殿しやすいよう大きく成長させます。

4

傾斜版式沈殿池

フロック形成池で大きくなったフロックを沈殿分離作用により、沈殿除去します。

5

緩速ろ過池

1.5メートルの砂、砂利層に1日4~5メートルのゆっくりた速さで原水を通し、砂層表面に繁殖した藻類等の微生物郡の働きを利用して、水中の濁質等を取り除きます。

急速ろ過池

原水中の濁質等は、ほとんど沈殿池で取り除かれますが、0.3メートルの砂層に1日120メートルの速い速度で水を通し、残りの濁質等を取り除きます。

6

調整池

ろ過池からろ過水が流れ込んでくるところです。そこで塩素を注入し、細菌類を死滅させると水道水ができます。その水道水を配水池へ送るために一時的に貯えておく施設です。

浄水渠

ろ過池から配水池へろ過水が流れて通るところです。そこで塩素を注入し、細菌類を死滅させると水道水ができます。

7

送水ポンプ

送水ポンプで水道水を標高60メートルに設置された配水池へ送ります。配水池の貯水量に応じて、ポンプの台数や稼働時間等を調整しています。

配水池

水の需要量に応じて、適切な配水を行うために水道水を貯えておく施設です。

8

配水池

水の需要量に応じて、適切な配水を行うために水道水を貯えておく施設です。市内と配水池の標高差を利用して、自然流下方式で市内へ配水しています。市内全域で適正水圧が維持されるよう常時、配水量を調整して送っています。

配水ポンプ

配水池に貯えられた水道水を配水ポンプで加圧し、市内へ配水しています。水の需要量に応じて、ポンプの台数や稼働時間等を調整して送っています。

9

市内へ給水「安全でおいしい水道水の供給」

安全な水の供給は、水道の最も重要な条件です。水道水は、人の健康に直接係るため、常に安全でなければなりません。大崎浄水場は、水道水を皆さんから安心して飲んでいただくために、水源から家庭までの水の流れる経路で安全を検査しながら、家庭のじゃ口へ送り届けています。

この記事に関するお問合せ
建設部 上下水道課 大崎浄水場

〒955-0035 新潟県三条市中新29-1
電話 : 0256-38-3539 ファクス : 0256-38-6768
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更新日:2019年02月20日