三条市の水道の概要
三条市の水道
三条市は、新潟県のほぼ中央部、越後平野の東南部に位置し、信濃川と五十嵐川の合流した時点にあり、古くから、金物の生産地として発展を続けて今日に至っています。
日常、飲料に使う水は川水を使っていましたが、付近の村落のかんがい用水として用いられたり、汚水が流入したりあるいは、洪水等によっていつも同じ状態として使用することがなかなかできませんでした。
このため、水源を地下水に求めましたが、三条市は地質の関係で良質のものがなく、悪疫が跡を絶たない有り様でした。
このような中で、町が大きくなって人口が増えるにつれ、明治26年、町民の水道施設要望の声に応じて、町議会で水道施設調査を議決し、翌年内務省(現在の厚生労働省)の衛生局顧問、イギリス人のW・Kバルトン氏を招じて調査を依頼しました。
ところが、この工事には巨額の工事費を必要とすることから、実現するには至りませんでした。
その後、幾度となく防火用水と飲料水を確保するための運動がなされましたが時期尚早との考えが強く実現にはいたらず、昭和の時代になって、大典の記念事業として、水道施設の懸案を解決する機会に恵まれ、昭和3年、専門技術者を招いて調査を進め、翌年、議会の賛成を得て工事を進め、昭和8年、通水を開始しました。
その後、拡張工事を繰り返し現在に至っています。
基本事項について
創業事業認可 | 昭和5年3月31日 |
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供用開始日 | 昭和8年1月1日 |
給水区域面積 | 159.51平方キロメートル |
計画施設能力(日最大量) | 91,589立方メートル/日 |
拡張工事等について

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更新日:2019年02月20日