毒を持つ蛾に注意しましょう
市内の山林でチャドクガの目撃情報が寄せられています。
見つけた場合は、なるべく近づかないように十分御注意ください。
チャドクガ(茶毒蛾)

幼虫(写真提供:新潟県)

成虫(写真提供:魚沼市)
特徴
・体長2.5cmから3cm程度
・体色・・・オスは黒褐色、メスは黄色
・茶、サザンカ、ツバキなどのツバキ科の植物を好んで食害する
・通常6月~8月と9月~11月の2回産卵し、ふ化する
毒性について
・チャドクガは卵から成虫まですべて毒針毛(どくしんもう)と呼ばれる毛を持っており、
皮膚に刺さると強い炎症を引き起こし、猛烈なかゆみに襲われます。
・目に見えないほど細かい毛のため、直接触らなくても、風が吹いただけで飛散し、
皮膚に刺さる危険性があります。
・近づく際は、必ず長袖、長ズボン、マスクや手袋を着用し、皮膚を露出させないように注意してください。
ドクガ等の生態、駆除等に関する資料(新潟県生活衛生課)(外部リンク)
毒針毛が刺さった患部に炎症が発生している様子(写真提供:新潟県)
対策
・毒針毛に触れてしまった場合は、こすらずに粘着テープで毒針毛を取り除き、きれいな水で洗い流してください。
・症状が気になる場合は、すぐに皮膚科などの医療機関を受診してください。
・衣類に付いた場合は、そのまま洗濯機にかけると他の洗濯物に毒針毛が広がってしまうので、50℃以上のお湯で洗うか、洗濯後にスチームアイロンをかけると毒針毛が無毒化します。
駆除
・成虫に対して効果的な方法はありません。極力触らないようにしましょう。
・追いかけたり殺虫剤をかけたりすると、毒針毛をまき散らします。
・やむを得ず触る場合は、濡れた新聞紙などで覆いごみ袋に捨て、取り押さえた場所も必ず拭きましょう。
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更新日:2020年09月10日