歴史の道 八十里越

歴史の道八十里越 ブナ坂

歴史の道八十里越 ブナ坂

歴史の道八十里越 番屋峠の切り通し

歴史の道八十里越 番屋峠の切り通し

 

 

  八十里越(はちじゅうりごえ)とは、三条市吉ヶ平(よしがひら)を起点に福島県南会津郡只見町叶津(かのうづ)までの道程8里(約32km)の中越後地方と奥会津地方を結ぶ最短の峠道です。

  両地方の遺跡から出土した、同型のナイフ形石器から、今から1万5千年前の旧石器時代に八十里越の往来の原点を見ることができます。

  戦国時代から江戸時代にかけては、越後と会津、そして東国に通じる政治的にも、軍事的にも重要な街道であり、その越後側、会津側の両入口には人と物の出入りを監視する口留番所(くちどめばんしょ)と呼ばれる関所が置かれました。

  八十里越の名前の由来については、江戸時代の後期の地誌『越後野志(えちごやし)』巻l5の「國境小径(くにざかいのこみち) 蒲原郡 八十里越」の項に、「(略)大行路難ノ地故(おおいにこうろなんのちゆえ)、一里ヲ十里ニ比し八十里越ト云(いちりをじゅうりにひしはちじゅうりごえという)、(略)」と書かれています。8里が平地の80里に匹敵するほどの難路であったため、8里の峠道を「八十里越」と呼んだとしています。

  険しい難所が続く八十里越は、戊辰戦争(ぼしんせんそう)の際には、奥羽越列藩同盟軍(おううえつれっぱんどうめいぐん)や新政府軍が越えて軍事的に重要な役割を果たしました。さらに、明治時代中期には荷車が通れる車道として大改修され、多くの人や物の往来の道として賑わいました。

 

  この八十里越は、文化庁の「歴史の道百選」に選定されていて、旧街道の面影を残しています。

  三条市では、歴史の道八十里越がある魚沼市、福島県只見町と連携して、保存・活用事業を進め、旧街道の測量調査や重要遺構の部分的な発掘調査などを実施しています。

  なお、歴史の道八十里越は、現在、未整備のため通り抜けはできません。特に椿尾根~鞍掛峠間は、過去の大水害で崩落個所などが多数あり、一般の方が入って歩かれるには、とても危険な箇所となっていいます。

 

文化庁選定「歴史の道百選」HP 八十里越  

 

 

歴史の道八十里越え 調査風景1

歴史の道八十里越 調査風景1

歴史の道八十里越 調査風景2

歴史の道八十里越 調査風景2

歴史の道八十里越 調査風景3

歴史の道八十里越 調査風景3

歴史の道八十里越え 調査風景4

歴史の道八十里越 調査風景4

『三条遺跡物語』「八十里越を越えた先人たち」

『三条遺跡物語』八十里越を越えた先人たち 目次
三条遺跡
物語No
タイトル 備考
第79話 八十里越を越えた先人たち 1
~はるかなる一万五千年前の石器~
広報さんじょう平成25年6月1日号掲載
第80話 八十里越を越えた先人たち 2
~5000年前に行き交った黒いダイヤ~
広報さんじょう平成25年7月1日号掲載
第81話 八十里越を越えた先人たち 3
~峠を越えた縁~
広報さんじょう平成25年8月1日号掲載
第82話 八十里越を越えた先人たち 4
~弥生時代の到来と会津地方とのつながり~
広報さんじょう平成25年9月1日号掲載
第83話 八十里越を越えた先人たち 5
~賽ノ神遺跡に祀られた石棒~
広報さんじょう平成25年10月1日号掲載
第84話 八十里越を越えた先人たち 6
~保内三王山古墳群と大和王権北進の道 その1~
広報さんじょう平成25年11月1日号掲載
第85話 八十里越を越えた先人たち 7
~保内三王山古墳群と大和王権北進の道 その2~
広報さんじょう平成25年12月1日号掲載
第86話 八十里越を越えた先人たち 8
~保内三王山古墳群と大和王権北進の道 その3~
広報さんじょう平成26年1月1・16日号掲載
第87話 八十里越を越えた先人たち 9
~五十嵐小豊次 八十里越を越えて鎌倉へ~
広報さんじょう平成26年2月1・16日号掲載
第88話 八十里越を越えた先人たち 10
~三条のものづくりルーツ大崎鋳物師 仏都会津へ行く その1~
広報さんじょう平成26年3月1日号掲載
第89話 八十里越を越えた先人たち 11
~三条のものづくりルーツ大崎鋳物師 仏都会津へ行く その2~
広報さんじょう平成26年4月1日号掲載
第90話 八十里越を越えた先人たち 12
~会津街道押さえの城 三条城 その1~
広報さんじょう平成26年5月1日号掲載
第91話 八十里越を越えた先人たち 13
~会津街道押さえの城 三条城 その2~
広報さんじょう平成26年6月1日号掲載
第92話 八十里越を越えた先人たち 14
~歴史の道 八十里越 その1~
広報さんじょう平成26年7月1日号掲載
第93話 八十里越を越えた先人たち 15
~歴史の道 八十里越 その2~
広報さんじょう平成26年8月1日号掲載
第94話 八十里越を越えた先人たち 16
~歴史の道 八十里越 その3~
広報さんじょう平成26年9月1日号掲載
第95話 八十里越を越えた先人たち 17
~歴史の道 八十里越 その4~
広報さんじょう平成26年10月1日号掲載
第96話 八十里越を越えた先人たち 18
~歴史の道 八十里越 その5~
広報さんじょう平成26年11月1日号掲載
第97話 八十里越を越えた先人たち 19
~歴史の道 八十里越 その6~
広報さんじょう平成26年12月1日号掲載
第98話 八十里越を越えた先人たち 20
~歴史の道 八十里越 その7~
広報さんじょう平成27年1月1・16日号掲載
第99話 八十里越を越えた先人たち 21
~歴史の道 八十里越 その8~
広報さんじょう平成27年2月1・16日号掲載
第100話 八十里越を越えた先人たち 22
~歴史の道 八十里越 その9~
広報さんじょう平成27年3月1日号掲載
第101話 八十里越を越えた先人たち 23
~歴史の道 八十里越 その10~
広報さんじょう平成27年4月1日号掲載
第102話 八十里越を越えた先人たち 24
~歴史の道 八十里越 その11~
広報さんじょう平成27年5月1日号掲載
第103話 八十里越を越えた先人たち 25
~歴史の道 八十里越 その12~
広報さんじょう平成27年6月1日号掲載
第104話 八十里越を越えた先人たち 26
~歴史の道 八十里越 その13~
広報さんじょう平成27年7月1日号掲載
第105話 八十里越を越えた先人たち 27
~歴史の道 八十里越 その14~
広報さんじょう平成27年8月1日号掲載
第106話 八十里越を越えた先人たち 28
~歴史の道 八十里越 その15~
広報さんじょう平成27年9月1日号掲載
第107話 八十里越を越えた先人たち 29
~歴史の道 八十里越 その16~
広報さんじょう平成27年10月1日号掲載
第108話 八十里越を越えた先人たち 30
~歴史の道 八十里越 その17~
広報さんじょう平成27年11月1日号掲載
第109話 八十里越を越えた先人たち 31
~歴史の道 八十里越 その18~
広報さんじょう平成27年12月1日号掲載
第110話 八十里越を越えた先人たち 32
~歴史の道 八十里越 その19~
広報さんじょう平成28年1月1・16日号掲載

調査成果展示公開

三条市歴史民俗産業資料館で開催された令和元年度さんじょう遺跡物語展示会『遺跡発掘調査速報展2020』で、令和元年度歴史の道八十里越調査の成果を展示公開しました。

遺跡発掘調査速報展2020-写真1

展示のようす1

遺跡発掘調査速報展2020-写真2

展示のようす2

遺跡発掘調査速報展2020-写真3

展示のようす3

戊辰150年を行くII 歴史の道八十里越リレー講演会『歴史の道八十里越を越えた戊辰戦争』・歴史の道八十里越テーマ展

「戊辰150年を行くII 歴史の道八十里越リレー講演会・テーマ展」に多くのご参加をいただき、ありがとうございました。

    戊辰150年にちなんで、戊辰戦争と八十里越について講演会を開催します。また、八十里越の発掘調査の成果などを展示するテーマ展も同時開催します。

  歴史の道八十里越リレー講演会は、三条市、只見町、魚沼市で連携して、八十里越に関する知識を共有し、共に交流を深めることを目的とし、 平成27年度から3市町をリレーし毎年行われています。

平成30年度歴史の道八十里越リレー講演会チラシ

講演会

▽ 日時 9月17日(月曜日・祝) 午後1時30分〜午後4時

▽ 場所 諸橋轍次記念館 研修室(三条市庭月434-1 電話番号&ファクス:0256-47-2208)

▽ 内容 第一部 講演「八十里越と越後の戊辰戦争」

         講師:田邊 幹 氏(新潟県立歴史博物館 主任研究員)

     講演「八十里越と南会津の戊辰戦争」

    講師:高橋 盛男 氏(フリーライター)

          第二部 対談「八十里越を越えた戊辰戦争」

▽ 定員   先着150人(8月20日(月曜日)から電話で申込み受付開始。)

▽ 参加費   無料

▽ 申込み・問合せ先

  三条市生涯学習課文化財係

  電話0256−46−5205

テーマ展

▽ 日時 9月14日(金曜日)〜24日(月曜日・振) ただし18日(火曜日)は休館

              午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)

▽ 場所 諸橋轍次記念館 多目的ホール

▽ 内容 歴史の道八十里越の紹介、発掘調査の成果のパネル展示および出土遺物、民俗資料の展示

▽ 入館料  無料 ※ただし展示室は有料。詳しくは諸橋轍次記念館にお問い合わせください。

▽ 問合せ先 三条市生涯学習課文化財係

     電話0256−46−5205

 

 

過去のリレー講演会

平成29年度歴史の道八十里越リレー講演会『魚沼市大白川から見た八十里越ー浅井家文書を中心としてー』

三条市、只見町、魚沼市で行われるリレー講演会は、八十里越に関する知識を共有し、共に交流を深めることを目的としています。

平成29年度歴史の道八十里越リレー講演会チラシ

▽ 日時 10月28日(土曜日) 13:30〜16:00

▽ 場所 広神コミュニティセンター

▽ 演題 『魚沼市大白川から見た八十里越-浅井家文書を中心として-』

▽ 講師 本山 幸一 氏

▽ 定員 120人(事前に電話・ファクス・Eメールで申込み受付。定員になり次第締切)

▽ 参加費 無料

▽ 申込み・問合せ先

魚沼市教育委員会 生涯学習課 文化財係

電話025−794−6073

平成28年度歴史の道八十里越リレー講演会『峠を越える人々‐長谷部家文書を中心として』

三条市、只見町、魚沼市で行われるリレー講演会は、八十里越に関する知識を共有し、共に交流を深めることを目的としています。

平成28年度歴史の道八十里越えリレー講演会チラシ

▽ 日時 10月9日(日曜日) 13:30〜16:30

▽ 場所 季の郷湯ら里 コンベンションホール

▽ 演題 『峠を越える人々‐長谷部家文書を中心として』

▽ 講師 轡田 克史 氏

▽ 定員 150人(申込み不要)

▽ 参加費 無料

▽ 問合せ先 只見町教育委員会 生涯学習係

電話0241−82−5320

平成27年度歴史の道八十里越リレー講演会『天保の大飢饉と八十里越の開削』

平成27年度から八十里越を介してつながる只見町と三条市でリレー講演会を開催します。

今年度は三条市で行われ、テーマは『天保の大飢饉と八十里越の開削』。天保の大飢饉の際に奥会津の人々を救ったのは、八十里越を介した越後からの救援米でした。

命をつなぐ八十里越のドラマが今語られます。

平成27年度歴史の道八十里越えリレー講演会チラシ

▽ 日時 10月10日(土曜日) 14:00〜16:00

▽ 場所 諸橋轍次記念館 研修室

▽ 演題 『天保の大飢饉と八十里越の開削』

▽ 講師 伊藤正義 氏

(新潟県新発田市生まれ。文化庁記念物課史跡部門で「歴史の道」を担当。現在、鶴見大学文化財学科教授)

▽ 定員 150人(事前に電話で申込み受付。定員になり次第締切)

▽ 参加費 無料

▽ 申込受付開始日 9月11日(金曜日)

▽ 申込先 三条市市民部 生涯学習課 文化財係(埋蔵文化財調査室)

電話0256−46−5205

この記事に関するお問合せ
市民部 生涯学習課 文化財係

〒955-0166 新潟県三条市上大浦670
電話 : 0256-46-5205 (直通) ファクス : 0256-64-8882
メールでのお問い合わせはこちら

更新日:2020年09月07日