三条市豪雨災害対応ガイドブック
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平成30年7月豪雨を踏まえた水害・土砂災害からの避難のあり方について(報告)(平成30年12月26日公表)より平成30年7 月豪雨では、西日本を中心に全国的に広い範囲で記録的な大雨となり、各地で河川の氾濫や土砂災害が相次ぎ、人的被害は1府13県で死者・行方不明者数は200名を超え、極めて甚大な被害が広域で発生しました。平成30年7月豪雨の教訓を今後に生かすべく、中央防災会議 防災対策実行会議「平成30年7月豪雨による水害・土砂災害からの避難に関するワーキンググループ」がとりまとめた報告では、これまでの「行政主導の取組を改善することにより防災対策を強化する」という方向性を根本的に見直し、住民が「自らの命は自らが守る」意識を持って自らの判断で避難行動をとり、行政はそれを全力で支援するという、住民主体の取組強化による防災意識の高い社会の構築に向けた基本姿勢が示されました。国民のみなさんへ ~大事な命が失われる前に~51● 自然災害は、決して他人ごとではありません。「あなた」や「あなたの家族」の命に関わる問題です。● 気象現象は今後更に激甚化し、いつ、どこで災害が発生してもおかしくありません。● 行政が一人ひとりの状況に応じた避難情報を出すことは不可能です。自然の脅威が間近に迫っているとき、行政が一人ひとりを助けに行くことはできません。● 行政は万能ではありません。皆さんの命を行政に委ねないでください。● 避難するかしないか、最後は「あなた」の判断です。皆さんの命は皆さん自身で守ってください。● まだ大丈夫だろうと思って亡くなった方がいたかもしれません。河川の氾濫や土砂災害が発生してからではもう手遅れです。「今、逃げなければ、自分や大事な人の命が失われる」との意識を忘れないでください。● 命を失わないために、災害に関心を持ってください。 ○ あなたの家は洪水や土砂災害等の危険性は全くないですか? ○ 危険が迫ってきたとき、どのような情報を利用し、どこへ、ど うやって逃げますか?● 「あなた」一人ではありません。避難の呼びかけ、一人では避難が難しい方の援助など、地域の皆さんで助け合いましょう。行政も、全力で、皆さんや地域をサポートします。

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