30 デマンド交通ひめさゆりの運行等について
御意見
デマンド交通の改善が行われ、市民として感謝するが、老人、障がい者が身近にいる市民として、問題の核心が逸れ、無意味な改善がされているように思う。
[1] 免許返納者への無対応
近年、高齢者の自動車運転事故多発等が社会問題となっており、免許返納の対応が急がれている。すでに当市でも早期返納に取り組んでいるが、返納のメリットが三条市ではほとんど感じられない。バス無料券等を配布すべきである。
理由は、免許返納のタイミングを早められる。循環バス、路線バスの有効活用、促進。
[2] 新システムの導入検討
現状のデマンド交通は、2人以上の乗車と予約が前提で、日常生活の面で条件が厳しすぎる。単身世帯が増える上、第3者の同乗者扱いは事実上不可能。そこで、法規制に準じた安価なドアツードアの移動手段を創り出す。
(1) 緑ナンバーでの営業を前提とする。
(2) (1)を安価に済ますため、移送専門のNPOをつくり、朝6時から夜7時の時間帯で走行させる。
(3) 車は、軽自動車で、タクシー会社のようなシステムを前提とする。
回答
運転免許証返納者に対する対応につきましては、バスやタクシーの無料券の配布といった
いわゆる現物支給は行っておらず、免許証返納後も安心して外出することができる交通体系の整備を進めることが重要であるとの考えの下、まずは当市で進めております「デマンド交通ひめさゆり」をより使いやすく充実させていくことが大事であると考えております。
デマンド交通ひめさゆりは、運転免許証を返納しても日常生活の移動に不便を来さない交通体系として整備を進め、現在は、1日約280人の方から御利用いただいているところですが、御指摘いただいた課題もあると認識しています。
御提案いただいた新たな移動手段の創出につきましては、バスやタクシー会社と同程度の運営形態の構築が必要であり、また、手法によっては、運行できる地域が限定されるなどの制約があることも想定されます。
市といたしましては、御提案を参考にしながら、今後も、高齢者や運転免許証返納者の目線に立ちつつ、これまで以上に利便性の高い公共交通の確立に向けて、デマンド交通ひめさゆりを含めた移動手段についての検討を進めていきます。
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更新日:2019年02月20日