27 自治会の薬剤散布について

ご意見

自治会の薬剤散布につきまして是非とも市からの指導がなされないものかとお便りします。

私の地区では6月から10月、週に1度殺虫剤の散布を住民が自ら行っております。朝や夕方に、動力付きの噴霧器、轟音を上げて白煙が立ちこめるほどの散布をしております。 生態系への影響、人への影響が懸念され、多くの自治体では不要な定期散布を中止しています。新潟市では側溝や雨水ますに発生する幼虫の駆除が効果的として、昆虫成長制御剤の使用を推奨しています。

これまでも2回にわたり殺虫剤散布の是正を市に訴えました。しかし自治会の問題として対処され自治会長へのお願い等だけで、その後も散布状況や回数など現実的には何も変わっていません。

長年の伝統を中止できないことも理解できますが、週に1度の殺虫剤散布は流石に異常ではないでしょうか。

散布の中止とまではいかないまでも、月に1度程度の散布に減らすなどの指導がなされないものでしょうか。

市民の安心安全な暮らしのために市長のご指導を是非ともお願いしたい所存です。

回答

自治会が法令等で認められた薬剤を散布している場合、自治体が強制的に指導することはできません。

あくまで協力をお願いするという立場で自治会関係者にお話ししております。 こうした中、担当職員が自治会関係者を訪問し、薬剤散布の実施状況等を伺った上で散布時の配慮すべき点についてアドバイスさせていただいたところです。 旧来の宅地と新たな宅地とが混在する中、害虫の発生状況も一様ではないことから、薬剤等の画一的な散布が必ずしも合理的ではないことも考えられます。こうしたことを踏まえ、再度自治会関係者に対して、蚊等の発生状況に応じた害虫駆除の実施を検討すること、また煙霧噴霧だけではなく、発泡剤(昆虫成長抑制剤)による害虫駆除の使用を検討いただくことをアドバイスしてまいります。

最後になりますが、市としては今後とも住民自治を尊重しつつ、必要に応じて適切なアドバイスをすることで生活環境の向上に努めてまいりたいと考えております。

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更新日:2019年02月20日