株式会社西山カートン
事務室に入るとまず目に入るのは、受付のパーテーション。自社製品の段ボールとアクリル板を組み合わせたものだ。
「思い付けばすぐに形にできる。それが段ボールのいいところ。」西山社長は言う。段ボールパーテーションは、応接室や休憩室など社内の至るところに置かれ、環境に応じて柔軟に設置することができる。
受付や休憩室に置かれた段ボール製パーテーション
製造現場も案内してもらった。市の避難所に配備されている段ボール製間仕切りもここで製造されているとのこと。製造工程はシンプルでコストが低い。そのため、製品価格も低く抑えられるという。
株式会社西山カートン 西山社長
会社では、恒例の周年祭や懇親会は中止したが、会場としていたお店のためにお弁当の配布に切り替えた。
これが驚くほど好評だったそう。普段であればどうしても懇親会に参加できない人がいるが、お弁当であれば全員が同じ経験を共有できる。「懇親会よりもお弁当がいい。」と言う社員もいたという。
段ボールの実物を使っての打合せなどが欠かせず、リモートワークは難しい。その代わり、パーテーションの設置のほか、応接セットのテーブルを距離が確保できるものに変更したり、少しでもウイルスを持ち込まないために事務室を土足厳禁にしたり、現場での感染症対策を徹底している。
思い付けば、すぐに形にできる段ボールを取り扱っているだけあって、感染症対策でも、現状や社員の声を踏まえつつ、柔軟に現実的な対応を講じていた。
具体の取組
- 自社の段ボールパーテーションの製造・設置
- 周年祭、懇親会の中止と代替の弁当配布
- パーテーションの設置、土足の禁止、現場での感染症対策を徹底等
株式会社西山カートン
三条市西潟24-34
0256-38-5980
- この記事に関するお問合せ
更新日:2021年06月18日