三条鍛冶の技「伊勢神宮」

三重県伊勢市にある伊勢神宮は、皇大(こうたい)神宮と豊受(とようけ)大神宮の諸殿舎を20年に一度造り替える「式年遷宮」を行います。この式年遷宮は、1200年前から行われており、平成5年(1993)には第61回を数えました。

従来、式年遷宮に用いる和釘と金具は地元の木造船製造業者が作っていましたが、木造船の衰退とともに業者がいなくなったことで、平成元年(1989)伊勢神宮から「金物のまち三条」へ和釘と金具の製造の依頼がありました。

三条鍛冶の歴史は、寛永2年(1625)から3年間を代官所奉行として三条に在城した大谷清兵衛が五十嵐川の氾濫で苦しむ農民を救うため、和釘作りを奨励したことが始まりと言われております。業界ではこの様な歴史的経緯から、伊勢神宮の依頼は願ってもないことであり、また三条鍛冶の技を伝承するよい機会になることなどから、三条工業会内に「伊勢神宮御遷宮金具製作委員会」を組織し、平成3年(1991)3月に和釘5種類約68,000本と金具24種類約13,500組を納入しました。

これら納品された和釘及び金具の一部は、三条鍛冶道場、三条市歴史民俗産業資料館やメッセピア((一財)燕三条地場産業振興センター)でご覧いただけます。

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更新日:2019年02月20日