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三条鍛冶の技 「鋸」

最終更新日:2008年4月1日

 三条における鋸製造の起源は、はっきりしていないが、三条鋸の始祖と言われる阿部四兵衛門が、延宝2年(1674)すでに三条上町古鍛冶町で鋸を製造しており、その後、享保3年(1718)頃、初期の発達をみたといわれています。また別の言い伝えによれば寛文年間(1661〜1673)に鋸、鉈などの刃物の製法が、会津から伝えられたといわれており、更に、天保年間(1830〜1844)に、三島郡脇野町の鋸鍛冶中屋庄兵衛の技法が伝えられて、従来からあった和釘や農機具の製造に加え、発達したとされています。

 その後、信濃川、五十嵐川を利用した、原材料の搬入、製品の搬出等、いわゆる三条商人による販売活動及び周辺農村の労働力に支えられ、江戸末期には、関東から東北地方にも、その商圏を拡大させるまでに発達しました。

 明治に入り、鋸の生産は、大幅に増大して、明治末期には販路も全国に拡大しました。

 しかし、工程が経験による手作業を主としており、機械化はなかなか進みませんでした。

 戦後、戦災による焼失家屋の建設、所得倍増政策による所得の増大の結果、住宅の建替えが促進される等、日本の経済発展と共に鋸の製造工程も機械化が進み、生産が拡大していきました。

 その後、自動目立機等の開発により、替刃式鋸の普及が進み鋸業界の環境が大きく変化しています。

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