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所信表明

最終更新日:2018年12月4日

 平成30年12月4日(火)に開会した三条市議会第5回定例会の冒頭、國定勇人市長は、4期目の就任に当たっての所信表明を行いました。
 所信表明とは、市政を運営していくための基本的な考え方(信念)などを明らかにしたものです。
 ここでは、その全文を掲載いたします。

はじめに

  平成30年三条市議会第5回定例会に臨み、所信表明の機会をいただきありがとうございます。
 4期目におきましても、市民の皆様の声に真摯に耳を傾けながら、諸課題に全身全霊を傾けて取り組み、このまちの発展のためにまい進してまいる所存であります。
 それでは、ただ今から、今後の市政運営に際しての私の基本的な考え方を申し述べます。
 今から15年前、私が赴任してきたこのまちには、先人たちが築き上げてきた世界に通じる確かなものづくりの技術がありました。仕事の後でもふと思い立てば日本海に沈む美しい夕陽を眺めたり、露天風呂でのんびりと足を伸ばしたりできる豊かな日常がありました。心温かな人々と交わり、また自分や家族の人生に思いを巡らせることのできる穏やかな時間の流れがありました。
 

 「よそ者」であるがゆえ、より鮮烈に感じたかけがえのないこのまちの価値を次の世代に確実に引き継いでいくため、私はこれまで様々な政策を展開し、とりわけこの4年間はまちの持続可能性を獲得する上での最も大きな課題である人口減少・少子高齢化への対応に力を注いでまいりました。
 そうした市長就任以来の取組がようやく実を結びつつあります。

 人口動態に関する悉皆調査である国勢調査に基づき、平成22年と平成27年の人口増減と平成17年と平成22年の人口増減を比較すると、当市の人口減少の大きな要因である15歳から24歳までの若年世代の流出は大幅に減少し、また働き盛りの35歳から44歳までの世代では流出が流入に転じるなど、ほぼすべての世代ではっきりとした改善が見られています。
 今こそ、この流れを更に大きく確実なものとしなければなりません。
 そのためには、総合計画に掲げたまちの姿を実現する各種プロジェクトと子どもからお年寄りまでのそれぞれのライフステージに目配りした取組を着実に推進していくことが必要です。
 少し前には、遥か彼方にあったこのまちの持続可能性を私たちはあと一歩で手に入れられるところにまでやってきました。
 このあと一歩を乗り越え、持続確実なまちのデザインを仕上げるため、「このまちの基礎体力を向上させる」「人を去らせず、来たる人を追い求め、歓迎する」「人口減少社会、少子高齢化社会と共存する道を歩む」に引き続き全力で取り組んでまいります。

処方箋その1 このまちの基礎体力を向上させる 〜ライフステージごとに基礎体力を高め、まちの魅力を向上〜

1 教育・子育て政策の更なる展開

 核家族化や少子化の進行、地域コミュニティの減退などといった社会の変化に対応し、この時代に合った形で子どもたちに「生きる力」を育むことを目指した三条市の小中一貫教育は、全ての小中学校が学園制に移行し、学園長の指揮の下、共通の教育目標や教育カリキュラムに基づいて全体の運営を行うという基本的な体制が整ったことにより一つの到達点に達したといえます。
 ここに至るまでの取組は、子どもたちの社会性や学力の向上に着実な成果を上げてきましたが、この傾向を定着させ一層高めていくためには更に歩みを進めていく必要があります。
 学校種、設置形態に応じた学園長の総合調整機能の強化等、学園体制の充実を図るとともに、当市の教育に共感する意欲、能力に優れた教職員を確保する仕組みの構築に引き続き取り組むほか、子どもの発達段階に応じた幼児教育を含む12年間の継続性が担保された教育システムの更なる深化に取り組んでまいります。
 また、教育現場に限らず、地域における活動の場や異世代の多様な他者との交流など、直接的、間接的に子どもの発達に影響を与える周囲の環境を時代に即した形へと見直していくことで、心身ともに健やかに成長できる環境をより洗練してまいります。

2 “ものづくりのまち”の更なる深化

  安価な労働力が豊富に存在する新興国の台頭やリーマンショックによる世界同時不況等の荒波に他産地が軒並み飲み込まれていく中にあって、進取果敢な気風が育んだ燕三条のものづくりは、幾多の苦難を乗り越え、現在では我が国の金属加工業をリードする地位を獲得するまでに至りました。
 この立ち位置を将来にわたって維持するには、他が容易に真似できない独自性を確立し、価格決定力を手に入れることが必要です。
 最終製品を取り扱うBtoCの分野にあっては、市場規模が小さくても優れた技術力やノウハウを背景とした高い市場占有率によって価格決定力を保持するニッチトップ企業の育成を進めるとともに、ものづくりの価値を示し品質の高さを実感いただくことなどを通して、抗いがたい国内市場の縮小を見越した海外販路の開拓を着実に進めてまいります。
 一方、生産過程の部品を取り扱うBtoBの分野にあっては、当地に集積する様々な加工技術を柔軟に組み合わせ、相互の工程を綿密に調整することにより最適な製品を開発する「すり合せ型」のものづくりを推し進め、標準化された部品をただ製造するという他産地が代替しやすいビジネスモデルから脱却することで価格決定力の確保を図ってまいります。
 また、農業分野においても価格決定力の確保は重要な課題です。価格決定力を有する先進的農業者の下で就農希望者等に必要な技術やノウハウを習得させる取組などを引き続き進めるほか、消費者にとって高い付加価値を生み出す自然と調和した農業の展開に取り組んでまいります。
 他方、仕事を起こすという夢を力強く支える環境は我が道を切り拓こうとする若者を惹き付け、そうした若者の感性と地域の経営資源との融合は新たな経済的付加価値を生み出します。この地を更に活気あふれる魅力的なものとしていくため、果敢に挑戦する若者と地元のものづくり企業などをつなぎ、その活動を支える仕組みを構築してまいります。

3 健 “幸” 都市への更なる挑戦

  人々に外出を促し、多様な交流を生み出すことで心と身体の健康を保とうとする三条マルシェを始めとした様々な取組は、多くの方の意識と行動を着実に変化させてきました。しかし一方でそうした行動変容にまで至っていない方が依然として存在することも事実です。
 そこで、個々のニーズをより丹念に拾い上げ、これまでは動かなかった方々の琴線に触れる焦点を絞ったコンテンツをあつらえることによってその背中を力強く押し、行動変容を促してまいります。
 折しも来年度には「(仮称)三条市体育文化会館」が、そして平成34年度には「図書館等複合施設」が多様な交流を創出する仕組みの中核として供用されます。これらの施設や施設が所在するまちなかにおいて多彩なコンテンツを提供し、有機的に結び付けることを通して多くの人々が出掛け、交流し、新たな交流を生むという好循環を拡大させるとともに、その流れを全市に波及させるべく各成果の他地域への応用を進めてまいります。

4 安心・安全な暮らしへの更なる追求

  過去の大きな水害により甚大な被害に見舞われた三条市では、その苦い教訓を生かし他に先駆けて防災対策に取り組んできました。しかし平成16年の7.13水害から14年が経過し当時を知らない世代も多くなっています。防災教育などを通してあの経験を次の世代に伝えていくとともに、「自分の命は自分で守る」「地域は地域で守る」という自助、共助の意識の醸成を継続的に図ってまいります。その一方で我々公助を担う行政の責務を確実に果たすため、これまで築いてきた防災対策を形骸化させることなく常に見直しを重ねることなどを通して万が一の事態に備えてまいります。
 また、市民生活や企業活動に欠かせない社会基盤としてだけではなく、災害時における緊急輸送路や地域医療に資する命の道として極めて重要な役割を担っている主要道路などの整備の促進や機能の安定的な確保を引き続き図ってまいります。

5 全ての人々の尊厳を確保

  障がいの有無や年齢、性別、生まれた環境など、それぞれに異なる人々が尊厳を持って多様な生き方を選択できてこそ成熟した社会といえます。
 これまで障がいがあっても地域で自立した生活を営めるよう、社会福祉法人等と連携しながら拠点施設を核として多面にわたる支援を行ってまいりましたが、種々の社会的要因や早期発見の浸透などが相まって近年そうした方々は増加する傾向にあり、個々の状況に応じた適切な支援がこれまで以上に求められています。
 そこで、それぞれの能力が発揮できる多様な就労環境の整備に取り組んでいくとともに、障がいの有無にかかわらず様々な問題で手助けを必要とする子どもや若者に対する個に応じた継続的かつ総合的な支援を引き続き実施してまいります。
 また、加齢等により支援や介護が必要になっても住み慣れた場所で安心して暮らし続けることができるよう、地域住民が主体となった介護と生活支援の連携など、医療・介護・生活支援のそれぞれの資源の垣根を越えたサービスの提供体制を整えてまいります。

処方箋その2 人を去らせず、来る人を追い求め、歓迎する 〜人口流出を抑制し、人口の復元力を高めることで社会動態を改善〜

1 若年層の転出抑制

  実学系ものづくり大学と医療系高等教育機関の開設は、このまちで生まれ育った若者にこのまちで学び続けるという新たな選択肢を示すものです。
 実学系ものづくり大学にあっては、地元企業が有為な人材を育て、育てられた人材が地元企業の発展や新たな雇用をもたらすという好循環を生み出すため、産学連携実習の在り方を始めとする時代の要請を踏まえた教育課程を産業界とともに検討していくほか、より早い段階からこの大学への進学を人生の現実的な選択肢として意識してもらえる仕組みづくりを進めてまいります。
 また、医療系高等教育機関にあっては、学内で学んだ知識、技術、態度を統合し、現場での実践能力を身に付けていく上で欠かすことのできない臨地実習先の確保等に運営事業者と連携し取り組んでまいります。

2 若年層の転入促進

  ある人はふるさとに帰ってくるという形で、ある人は真の豊かさを手に入れるための新天地をこのまちに求めるという形で様々な世代が転入を始めています。
 子どもの生きる力をより良く育む優れた教育環境や力強い地場産業がもたらす魅力的な就労環境、四季折々の趣を見せる大自然など、こうした当地の様々な魅力を磨き上げていくことは、今ここに住んでいない人に「住んでみたい」と思っていただくことにもつながっていきます。
 この地に移り住むという選択肢を具体的に意識してもらうため、このまちの魅力の向上に引き続き取り組みつつ、それらを移住に思いを馳せる未来の三条市民に対して丁寧に発信してまいります。
 また、一旦は三条市を離れたとしてもいつか人生の岐路に立ったとき、ここに帰ってくるという選択肢をごく自然に思い浮かべていただけるよう、とりわけ若い世代にこの地が帰るに値する素晴らしい場所であることを認識してもらう取組を進めてまいります。

3 自然動態改善への挑戦 〜出生率回復を図るために〜

  新たな保育所の整備を始め、3歳未満児保育の充実、病児病後児保育や待機児童対策の実施など、核家族化の進行や共働きの増加といった環境の変化、若年世代のニーズを踏まえた子育てしやすい環境づくりをこれまで積極的に展開してまいりました。
 こうしたハード、ソフト両面からの取組の結果、当市の合計特殊出生率は全国平均や新潟県平均をおおむね上回り続けています。
 しかし、人口減少の抑制を長期的な視点から捉えた場合、現状でも決して十分な水準とは言えません。出生率の向上は一朝一夕に実現できるものではありませんが、働く女性の多様な保育ニーズへの対応等、出生率との相関関係を踏まえた子育てしやすい環境の整備などに引き続き粘り強く取り組むことで自然動態の改善へとつなげてまいります。

処方箋その3 人口減少社会、少子高齢化社会と共存する道を歩む 〜高度成長期以来の価値観の転換を図ることで「持続可能」という最強の武器をこの手に〜

1 「高齢者」の概念の転換

  急速な少子高齢化が進行する状況の下、まちの活力を維持し続けるためには、歳を重ねていっても健幸で生き生きと暮らし続けていただくことはもちろんのこと、その意欲や能力に応じ「社会を支える立場」として活躍していただくことが欠かせません。
 しかし、従来我々は「高齢者」をあたかも一つの人格であるかのように捉え、現実とかい離した画一的な方法で社会参画を促しがちでした。
 それぞれに異なる経験を持ち、得手不得手も存在するという当たり前のことに改めて着目し、個々のニーズに寄り添う取組を進めてきた結果、「高齢者」と活躍の場をつなぐセカンドライフ応援ステーションの登録者は当初の20倍となり、また年間のマッチング件数は約3,000件に上るなど、活躍の場は飛躍的に拡大しています。
 その一方で、就労に係るマッチング件数は極めて少なく、慢性的な人手不足のため仕事の依頼があっても応じ切れない地元企業を就業意欲の高い「高齢者」が支えるという状態には至っていません。
 引き続き個々のニーズに寄り添うことで社会参画機会の創出を図るとともに、関係機関と連携した「高齢者」の就労促進に取り組むことで地元企業を「高齢者」が助けるという関係を構築してまいります。

2 「社会インフラ」概念の転換

  市民生活の基盤である社会インフラの効率的かつ安定的な維持管理を将来にわたって継続していくため、平成29年度から嵐北地区で取り組んできた包括的維持管理業務委託は、地域を熟知した建設業者の迅速な対応などによって市民満足度の向上にも寄与してきました。
 今ある社会インフラの長寿命化等を図り末長く賢く使っていくという価値観の下、係る取組を検証し区割りや事業規模の最適化、更なる効率化を模索しながら対象区域を順次拡大してまいります。
 他方で、当市における建設需要は、平成35年度以降にはかなり落ち着くことが見込まれています。その後にあっても地域経済や雇用を支え、災害時には最前線で市民の安全と安心を守る建設業者が安定した経営を続けていけるかを見極め、建設技術者等の育成、若い世代の取り込みなど、適宜必要な対策を講じてまいります。

3 「一極集中」思考の転換

  それぞれの地域の魅力を生かした多極分散型社会を堅持するため、これまで各々の優位性を高め、さらに新たな価値を付与する取組を進めてまいりました。
 まちなかにおいては、かつてこの地区が有していた交流拠点としての機能を再生するため、先ほど申し上げた二つの複合施設の整備等に取り組み、ハードとソフトの両面から多彩な交流を生み出す環境づくりを進めてまいります。
 須頃地区においては、高等教育機関を始めとする広域的、基幹的な都市機能等が集積する広域交流エリアという新たな価値を高い次元で形成していくため、アクセス道路の整備等、民間活力を呼び込むための環境を整えてまいります。
 栄地域においては、地の利を生かした工業流通団地を着実に整備し生産拠点エリアとしての優位性を一層高めるとともに、子育て関連施設がコンパクトに集積している利点を生かし、若年世代にとって魅力的な住環境の創出に取り組んでまいります。
 下田地域においては、四季折々の趣を見せる大自然や穏やかに流れる時間の中でのゆったりとした暮らしといった地域の魅力を守り続けるとともに、その特性を生かしたアウトドア・アクティビティ等の展開や自然と調和した農業の推進などに取り組み、大都市では手に入らない価値を洗練、発信していくことで、スピードや効率性を重視する均質化された暮らしよりも地域の歴史や文化などに根差した個性的な暮らしに価値を見い出す若者の定住を促してまいります。

むすび

 

    以上、私の基本的な政策の考え方を述べさせていただきました。
 まちとは、常に完成の途上にあり周囲の動向によって変容を続けざるを得ない未完の空間です。
 しかし、そうであったとしても最善の道を模索し、選択し、果敢に前進することで、時代に即した形へとまちをデザインし直し、次の世代に渡していくことが現代を生きる私たちの使命です。
 ここに住まう方々が、将来にわたって幸せに暮らし続け、そして三条市民であることを誇りに思い続けていただけるよう、市長就任以来続けてきたこのまちのデザインを皆様とともに仕上げていきたいと切に願っています。
 その責任と覚悟の下、議会の皆様を始め市民の皆様と真摯に議論を重ね、精一杯努力してまいる所存でございます。
 何とぞ、皆様の温かいご理解とご協力をお願い申し上げます。

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